日本オラクル

まとめ:センスのある「外資系日本企業」

 

概要:

データベースベンダーとしての印象が強いオラクルだが、実はハード、ミドル、ソフトの全領域に製品を持っている。近年ではSunを買収したことで、ますます強大な会社となった。

アメリカにあるオラクル本社日本支社である日本オラクルでは、主に製品の販売と保守、製品に関するコンサルティングを行っている。日本では製品開発は行っていないため、オラクルDBを作りたい場合は本社に行くしかない。

オラクルに匹敵する製品を作れる会社は少なく、またビジネスもうまいため、パッケージソフト分野でオラクルはずば抜けて良い業績を上げている。利益率は30%を超える。報酬もさぞ高いのかと思いきや、実はそこまで高くなかったりする(30歳で900万程度という噂。社員の人も報酬に満足していないと語ってくれたことがある)。

社風は外資系と日系の良いとこどりをしたような雰囲気。外資系のクールな部分を見せつつも、忘年会では仮装パーティを開催することもあるそうだ。ただ、プロパーの社員は少なく、頻繁に転職が起こる会社であるために、独自の文化があるわけではなさそう。

新卒採用では、セールス、セールスコンサルタント、ITコンサルタント、サポートエンジニアの4職種から選ぶことができる。セールスは営業、セールスコンサルタントは技術的な営業、ITコンサルタントはオラクル製品知識を持ったコンサルタント、サポートエンジニアは保守担当と考えると分かりやすいかもしれない。

オフィスは外苑前駅直結の自社ビル。オフィス環境はとても恵まれているだろう。ただ、ITコンサルタント職の場合、ほとんどオフィスに居ることはないらしいが。

私はITコンサルタントで応募した。

 

私の軌跡:

筆記試験

オラクルにはエントリーシートはない。その代わりにとんでもなく難しいWEBテストを受けることが求められる。難しい試験なので、みんなが同じようにできないだろうから心配することはない。一つでも多く答えることが大切になってくるだろう。

ただこのテスト、形式が独特でインターフェースも分かりにくいので、余裕があるならば友人が受けている試験を後ろから覗くなどして慣れておくと良いかもしれない。

選考は早い時期に行われる。最終的には3月下旬に内定がでるというスケジュールになる。

 

説明会

筆記試験を通過すると、説明会に進むことができる。個人的に、試験を受けてから説明会に参加するというシステムは好きではないのだが、人気企業などは説明会を開くだけでも大変だろうから仕方ないのかなとは思う。

説明会はごく普通の内容。選考にも関係がないので気楽に受けることができる。ただし、ここできちんと説明を聞いて上で挙げた4つの職種について理解しておかないと、1次面接で困ることになるだろう。志望する職種は1次試験で決めることになるからだ。

 

1次面接

1次面接はWEB上で予約することになる。早くしないと希望する日程で面接を受けられないので注意。

面接はオラクル本社で行われる。形式は1対1で30分。前半は面接官が私に質問をし、後半は逆に私から面接官に質問をする、いわゆる逆面接の形式で行われた。前半では私は学生時代に力を入れたことを3つ聞かれた。志望動機などは聞かれなかった。後半ではそれなりに長い時間こちらから質問をしなければならないので、質問項目は予めつくっていくことが無難だろう。

面接の最後に希望職種を聞かれ、なぜその職種を希望するかを説明するように求められた。私はあまり職種について考えてなかったので、適当にはぐらかしてしまったが、ここでしっかり説明できると評価は高いだろう。

面接は和やかな雰囲気で進む。特に圧迫と感じるようなことはなかった。オラクルはすべての面接で和やかな雰囲気だったと思う。

選考結果は比較的早く通知される。通知方法はメールだった。

 

2次面接

2次面接は、1次面接で希望した職種の方と面接をすることになる。1対1で時間は45分だった。ここでは主にその職種を志望する理由と、どんな仕事がした以下について聞かれた。私の場合は殆どの時間を逆面接に当てられ、おそらく40分程度はこちらから質問をしていた気がする。たまたまランチ前の時間だったため、時間を延長して面接を行ってくれた。

 

懇談会

2次面接を通過すると、最終面接の前に現場社員との懇談会に案内される。4つの職種の社員の方とそれぞれ20分程度話すことになる。この懇談会はおそらく選考には全く関係がないと思われる(人事の人は席を外すし、社員の人はメモもとらない。こちらは名札も何も付けることはない)。

懇談会といいつつ選考を行う企業が多い中、この対応には信用が持てた。

 

最終面接

最終面接は志望職種の本部長レベルの方と1対1で30分面談を行う。自己アピールや志望理由に終始した今までの面接に比べると、ちょっと突っ込んだ質問が多かった印象だ。例えば、「コンサルタントに求められる資質はなにか?」「君のウリは何か?」といった内容。

そして、最終面接でも約半分の時間は逆面接となる。年次の高い方に質問をすることになるので、かなりしっかりと質問を練っておかないと撃沈すること間違いない。年次の高い人にこそ聞ける質問をしっかり用意する必要がある。

最終面接も和やかな雰囲気だった。会社としてかなり余裕があるように感じる。

最終面接の結果は面接から2週間後に連絡される。

 

感想

やはり、しっかり収益を上げている企業だけあって、会社としての格が高いように感じた。人は余裕があるし、オフィスは綺麗。

面接の仕組みは面白いなと感じた。逆に質問をすることで、学生が聞きたい話しを聞くことができ、学生の志望度をあげようという狙いなのだろう。おそらく、優良企業でありながら知名度が低いために、学生が入社を決心しにくいのではないか。また、どのような質問をするかでその学生の思考方法やコミュニケーションの取り方を見ることもできる。

まあ、学生からしたら質問を準備しなければならないのでしんどいのだが・・・

 

選考を通り抜けるためには、テクニックに走ることなく、論理性を持った、幅の広い人間であることをアピールすることが重要だと思う。勉強だけしていた、もしくはサークルだけしていたというタイプの人間では厳しい。あとは、やはり一定の頭の良さ(論理力)は必要だろう。面接官にもよるだろうが、逆面接などでこちらから話す時間が少なく、数回の受け答えで人となりを判断されてしまうので、面接中は気を抜かないことが大切だ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

企業リスト