野村総合研究所(通称NRI)は、野村證券のシステム部隊を出自とする企業だ。
その事業分野は多岐にわたり、「総合研究所」という名前通り、コンサルティング業務やシンクタンク業務も行っているが、メインはソリューション事業、つまりSIerだ。
野村證券向けのシステムはもちろん、セブンアンドワイホールディングス向けシステムを代表に、様々な業界、分野のシステムを開発している会社である。
では、野村総合研究所はどのような会社なのか、また野村総合研究所を志望するのであればどんな志望動機を書けば内定できるのか考えてみる。
ちなみに、筆者は自身の就活の際に野村総合研究所を志望し内定をもらっている。その時の体験記はこちら。
NRIの基礎情報
職場・会社規模・財務状況
NRIの本社は大手町(最近できた綺麗なビル)にあり、こちらに勤めている社員も多いが、それ以外にも木場や横浜などにオフィスがある。金融だと木場だったはず。
一部のケースで大阪など地方配属になる場合もあるようだ。
従業員数は約6000人程度。SIerの世界では大きな会社と言える。
業績は一時期怪しい時期があったが、近年は順調に規模を拡大している。超優良企業だ。
社風
NRIの社風は非常にわかりやすい。
キーワードは、「体育会系」「チャラい」「詰める文化」。全体的に、かの有名な野村證券のイズムを継承している会社である。
また、激務の会社でもある。私の友人に話を聞くと「月の休みが4日しかなかった」ということがざらだ。(もちろん、全員ではなく一部の人ではあると思うが)
今では減ってきているという話も聞くが、多くの部署では毎年部旅行が行われ、そこでは新入社員による新人芸が行われる。
新人はみな、睡眠時間を削り、何か月もかけて出し物を作り上げる。気合の入り方は異常だといっていい。
この会社に入社したい人と思っている人は、自分とこの会社との相性を熟考すべき。合わない人にはしんどい会社だ。
給料・福利厚生
大体こんな感じのようだ。
- 30歳前半で1000万
- 35歳で1200万
- それ以上は実力の世界
年に2回、5日間の休みを全員がとれる。ただ、日々の有給はあまり消化されていないようだ(友人へのヒアリング結果)
家賃補助が6万でるが、入社して数年間のみ。NRIに勤めている人は早めに家を買ってしまうイメージがある(あくまでイメージだが)
なお、給料と福利厚生については私が独自に友人などから入手している情報なので、最新の人事制度変更などにより変わっている可能性がある。
野村総合研究所の採用のポイント
私が就活をしていた時、明確にNRI採用担当者が言っていたのが、「NRIのことをどれだけ知っているかが評価対象になる」ということだ。
前述の通り、NRIは独特の文化を持っている会社と言える。合わない人には合わないので、事前のスクリーニングを強くしているのだと思われる。
能力的には、コミュニケーション能力に長けた人が採用されているイメージがある。コミュニケーションお化けと言ってもいいくらい、誰とでも仲良くなれる人たちである。
コミュニケーション能力を前提として、仕事に必要な技術や知識は「当然」身につけられるという人が採用されているイメージだ。
野村総合研究所の志望動機の書き方
NRIは、業務内容にも、社風にもはっきりとした特徴がある会社と言える。
例えば、私から見たNRIの特徴は以下の通りだ。
- SIerとしてNTTデータにならんで最大手(NRIに任せてるんだったら安心だよね、という感覚がある)
- シンクタンク部門やコンサルティング部門など、システム以外にもお客さんに提供する価値を広げられる力がある
- アプリケーション側と技術側で明確に採用を分け、人材育成も別となっている(対してNTTデータは一括採用・一括育成)
- 社員はノリが良い人が多く、みんなで頑張ろうという結束力がある
- 社員に優秀な人が多い
これらの特徴を、自分のやりたいことや実現したいことつなぎ合わせれば、必然的に志望動機ができる。
例えば、私のやりたいことが、「IT技術の専門家として活躍したい」「さらに、自分の知識を社会に還元したい」ということであれば、志望動機は以下のようになる。
NRIの志望動機の例
IT技術の専門家として、業界でも一目置かれる存在になる。さらに、自分の知識を社会に還元し、ITの力で社会を前に進める。それが私の目標です。(結論)
大学での研究やシステム開発のアルバイトを通してIT技術への興味関心を深めていった私は「技術者として、その分野ではだれにも負けない知識を持つスペシャリストになりたい」と思うようになりました。(理由1:なぜIT?)
また、私の興味は単に技術を知ることだけでなく、技術を用いてモノやサービスを作ることにあります。技術は活用して初めて価値のあるものだと思います。調査研究から得られた知見と技術を応用することで価値の高いサービスの提供を行い、社会に影響を与えていきたいです。(理由2:なぜ社会に還元したい?)
企業研究を通じて感じた貴社の印象は、以下のようなものでした。
・社員の方の技術力の高さとそこから生み出される書籍やレポートの質の高さ
・会社として技術を重要視している
・人を大切にし、育てようという風土がある
・研究開発によって得られた技術を実サービスに落とし込み、利益をあげられる企業
(理由3:なぜこの会社?)
高いレベルでの研究開発からサービス化まで行える企業。この環境なら私の目標が達成できると確信しています。(再度の結論)
この志望動機では、私がNRIという会社をしっかり理解していることをアピールするように心がけている。
また、技術枠での採用があるNRIの特徴を意識し、技術を生かした働き方がしたい!という整理の仕方にしている。
経験者たちの志望動機を参考にする
この記事では、野村総合研究所の志望動機の書き方を考えてみた。わかりやすい会社なので、志望動機は書きやすいだろう。
繰り返しだが、私が過去に新卒で野村総合研究所を受けたときの記録はこちら。この記事では、インターンシップ参加から最終面接までレポートしている
効率的に就活をしよう
大学生は忙しい。講義に、サークルに、バイト。就活に使える時間は限られている。
Webで情報を検索してこの記事を読んでいるあなたは「コスパがいい」就活を目指しているのではないだろうか。
実は、効率の良い就活を行うための方法は、いくつもある。
スカウト型サービスとは
一つは、ほっておいても企業からオファーが届く「スカウト型」のサービスを利用することだ。
具体的には、「キャリアチケット」のアプリがおすすめ。
キャリアチケットは、就活生の5人に1人、年間8万人が登録しているサービスである。賢く就活をしている人たちの間では、ほぼ必須のサービスになったと言えるのではないだろうか。
こちらのリンクから、ぜひアプリをインストールしてみてほしい。簡単な5つの質問に答えるだけで自分の価値観にあった企業からオファーが来るようになる。
<キャリアチケットスカウト>
また、「キミスカ」と「Offerbox」も活用すると良い。どちらも、毎年10万人の就活生が利用するしているサイトで、登録するのが当たり前のサイトだ。
<OfferBox>
<キミスカ>
エージェント型サービスとは
もう一つは、就活エージェントがあなたの就職活動を全面的にサポートしてくれる「エージェント型」のサービスだ。
そもそも就活エージェントサービスについて知らない人のために少しだけ補足しておく。
就活エージェントとは、エージェントと呼ばれる就活のプロが、企業とあなたの間に立ってあなたの就職活動をサポートしてくれるサービスのことだ。
通常であれば、就職活動をする場合、申し込んだ企業の選考はすべて自分で対応しなければならない(当たり前だが)
具体的には、企業に応募して、説明会を申し込み、面接の調整を企業の採用担当者と直接やりとりすることになるだろう。
エントリーシートや履歴書の内容は自分で考える必要がある。
面接の時は、事前に面接の対策をしてくれる人がいなければ、面接を受ける会社のことを自分で調べなければならないだろう。
就活エージェントサービスは、これらをすべて代行してくれるという強力なメリットがある。
そして、これらの就活のサポートは全て無料である。
なぜ無料で受けられるかというと、就活エージェントが提携している企業(つまり新卒者を探している会社)から料金をもらっているから。
もし、内定が出なくて困っていたり、面接に何回も落ちてしまっている人は、エージェントに自分に合った優良企業を紹介してもらい、まず一つ内定を貰ってしまうことをオススメする。
具体的にはどのエージェントに申し込めばいいのだろうか。IT業界への就職を考えている場合、IT業界に強いエージェントを選ぶべきだ。具体的には、「レバテックルーキー」が最有力候補となる。
レバテックルーキーは、新卒でITエンジニアになりたい学生の就職活動をサポートする、ITエンジニア専門の就職エージェントだ。ITを専門にサポートを行うエージェントは少ないため、最初の選択肢となるだろう。
興味がある方は、以下のリンクから申し込んでみてほしい。
<レバテックルーキー>
一方で、いきなりエージェントと相談するのは少し緊張するという方もいるかもしれない。そのような方におすすめなのが、オンライン型のエージェントサービスだ。オンライン型のサービスであれば、自宅で落ち着いて話ができるだろう。
オンライン型サービスでおすすめなのが「キャリセン就活エージェント」。興味がある方は、以下のリンクから申し込んでみてほしい。
<キャリセン就活エージェント>