IT業界、特にSIer業界の就職活動を行っていると、「ユーザ系・メーカー系・独立系」といった言葉を耳にすることがあると思う。
ユーザ系・メーカー系・独立系とは、端的に言ってしまえばSIer各社がどのような経緯で設立されてきたかによって、会社を分類したものだ。
それを聞くと、なぜ設立の経緯で会社を分類するのだろう、と思うかもしれない。私も最初にこの言葉を聞いたときは不思議に思った記憶がある。
なぜこのような分類をするかと言うと、同じSIerであっても会社の設立の経緯によりどのような業務を扱っているか、会社の安定度・つぶれにくさはどうか、社風・労働時間・有給休暇の取りやすさはどうか・・・といったように、様々なことが決まってくるからだ。
具体的に設立の経緯により、何かがどう変わるのか、以下で書いてみようと思う。
ユーザ系とは
まずはユーザ系について説明しようと思う。
ユーザ系とは、ビジネス(例えば銀行や証券会社、電力会社や商社など)をやっている会社の情報システム部門を分割して切り出した会社である。
各社は自社に必要なシステムを構築・運用していくために情報システム部門を設置し人を雇ってきたが、ビジネスにおける情報システムの重要性が高まっていったことにより、その規模はどんどん大きくなっていった。
そのままだと会社の図体が大きくなりすぎるため、情報システム部門を分割して子会社にするケースが増えていった。
そうやってできたのがユーザ系の会社だ。
出自から当たり前の話ではあるが、ユーザ系企業は自分の親会社の仕事を請け負うケースが最も多くなる。いわゆる内販というやつだ。
しかし、一部のユーザ系企業では、「独立して別会社となったからには、自社の売上を拡大していこう」と思い立ち、親会社以外の仕事を請け負うようになった会社もある。いわゆる外販もやる会社というやつだ。
同じユーザ系でも、内販重視の会社と外販もやっている会社では色々なことが異なるため、就職先を選ぶときには気を付けてほしい。
具体的に傾向を言えば、内販重視の会社は親会社の影響力が大きいため、親会社がホワイトであれば労働時間は短くなりやすいし、逆にブラックであれば過重労働となりやすい。
一方で外販重視の会社であれば、比較的親会社からは独立して給与水準や勤務体系が決まっていく。ただし、親会社がどの程度子会社へ影響力を持っている(=株式をどれだけ持っているか)にもよるが。
ユーザ系(内販重視の会社)の特徴(メリット・デメリット)
上記の通り、ユーザ系は内販重視か外販もやっているかで分けて考えなければならない。
まず、内販重視のユーザ系についての特徴をあげていく。
メリット①:勤務時間が短い傾向がある
内販重視の会社は、親会社から与えられた仕事をこなしていけばよいため、外に営業しに行く必要がない。営業に時間をかける必要がないため、他の会社と比較して労働時間が短くなりやすい。
また、親会社はお客さんではあるが、ある意味で身内であるので、理不尽な要求をされるケースも少ない。(あくまで、「少ない」程度の話だが)
これらの観点から、一般的に内販重視のユーザ系企業では労働時間が短くなりやすい。
メリット②:会社が安定している
内販重視の会社では、ほとんどの場合その会社の株式は親会社が持っている。よって、親会社が倒産したりしない限り、基本的には会社がつぶれることはない。
また、たとえ親会社からの仕事が少なくなってしまっても、問題はない。
むしろ、内販重視の会社は利益を上げすぎてはいけない。なぜなら、構造的に結局は親会社が稼いだお金を子会社に払っているだけなので、子会社は親会社の利益を食いつぶしていることになってしまう。
子会社が仕事を増やして利益を上げることは、トータルで見たら意味がないし、場合によっては無駄な仕事を増やしているとみられてしまうのだ。
メリット③:環境に恵まれている
大抵のユーザ系企業では、福利厚生などのルールについては親会社に準じて決まっていく。親会社並みの水準で福利厚生が受けられるのは大きなメリットと言える。
また、給与体系についても、親会社の8掛けや9掛けくらいの水準にされている場合が多いため、それなりに給料をもらうことができる。
職場についても、特定の拠点で勤務することになり、転勤が発生するケースも少ない。SEになると客先に常駐して仕事をしなければならないケースも多くあるが、内販重視のユーザ系企業では常駐仕事をすることはまず無いだろう。
デメリット①:仕事内容がつまらない
一方で、デメリットについて考えてみると、まず思いつくのが仕事内容がつまらないということだ。
親会社の仕事が多いということは、たいていの場合は古いシステムのお守りが仕事になるということだ。
システム子会社を作るような会社は、大企業でビジネスモデルも固まりきっているケースが多く、新しい取り組みが進むことは少ない。そのため、いつまでたっても同じような仕事をし続けることになり、飽きっぽい人には向かないかもしれない。
転職を視野に入れている人は、最初のキャリアを内販重視のユーザ系企業にしてしまうと、技術が身につかなくて苦労することになるだろう。
デメリット②:出世できない
ユーザ系企業の多くでは、部長以上の幹部は親会社からやってくる。場合によっては課長クラスですら、親会社の天下りというケースもあるくらいだ。
よって、ユーザ系企業に新卒で入ってしまうと、上が詰まっているためどうしても出世することができない。それに伴って、給与もあまり上がらず仕舞いとなってしまうこともある。
デメリット③:人間関係が面倒くさい
内販重視のユーザ系企業では、人間関係の入れ替わりが起きにくい。若いうちに退職する人も少ないし、中途採用をするケースも少ないためだ。
よって、大概の企業では濃くて面倒な人間関係が形成される。仕事も、技術的な仕事というよりも、どうしても社内調整・ベンダ管理などが多くなってしまい、人間的な仕事が多くなる。
この辺りの濃い人間関係が苦手な人にとっては、あまりお勧めできない。
ユーザ系(内販重視の会社)の会社例
私が就職活動をしたときに実際に選考を受けたユーザ系企業について、以下の記事で体験談を書いている。
説明会から内定までの流れを書いているので、よければ参考にしてほしい。
ユーザ系(外販もやる会社)の特徴(メリット・デメリット)
次に、ユーザ系のうち、外販もやる会社の場合に発生するメリット・デメリットについて考えてみる。
内販もやる会社と同じ部分もあれば、違う部分も出てくる。
メリット①:新しい仕事にトライできる
外販をやる以上は、他社が必要としているシステムを提供するための能力・技術が必要となる。
そのため、流行りのシステムに携わることができる可能性は高まるだろう。
もちろん、その代わりに営業努力をして、会社として技術力を上げていかなければならないので、つらい面もある。
メリット②:会社が安定していることが多い
外販重視の会社とはいえ、その会社の株式は親会社が持っているケースが多いのは変わらない。よって、親会社が倒産したりしない限り、基本的には会社がつぶれることはない。
とはいえ、外販を前提としたビジネスを行っている以上、売上が下がることにより、会社の経営が危なくなることはある。その場合に、給与水準が下がったり、リストラなどのリスクがあることには留意した方が良い。
メリット③:環境に恵まれている
外販重視のユーザ系企業でも、福利厚生などのルールについては親会社に準じて決まっているケースは多い。親会社並みの水準で福利厚生が受けられるのは大きなメリットと言える。
また、給与体系についても、内販重視の会社と同じく、親会社の8掛けや9掛けくらいの水準にされている場合が多いため、それなりに給料をもらうことができる。
ただし、勤務場所という意味で言うと、外販をしている以上は客先常駐が発生する可能性があることは意識しておいた方が良いだろう。
デメリット①:仕事がきつい
外販をやる以上、お客さんの無茶ぶりや厳しい要求に対応していかなければならない。
よって、内販のみの会社に比べたら、圧倒的に仕事がきつくなる。
加えて、営業もやっていかなければならず、将来的なキャリアパスとして営業職になるというのが外販をやる企業のよくあるパターンである。
どうしても営業をやりたくないという人は内販の会社を選んだ方が良い。自分の希望や相性などを考えてみてほしい。
デメリット②:出世できない
外販をやっている会社であっても、親会社からの天下りが横行しているケースは多々ある。部長以上の幹部は親会社からやってきた人で占められてしまう場合も往々にしてあるのだ。
よって、外販重視の会社でも、新卒で入ってしまうと上が詰まっているためどうしても出世することができない可能性を考えておいた方が良い(この辺り、気になる人はOB訪問などで聞いておくとよいと思う)
デメリット③:人間関係が面倒くさい
なんだかんだ言って、外販をやる会社であっても、出自が親会社から分割してできた会社である以上は、古株が残っていると思った方が良い。そのため、各社ごとに親会社の社風を受け継いだ面倒なしきたりや雰囲気が残っているケースもある。
ユーザ系(外販もやる会社)の会社例
私が就職活動をしたときに実際に選考を受けたユーザ系のSIerについて、以下の記事で体験談を書いている。
説明会から内定までの流れを書いているので、よければ参考にしてほしい。
ユーザ系企業の一覧
最後に、ユーザ系企業の一覧をいかに載せておく。まだ志望する会社が決まっていない人は、このリストを見て受ける会社を考えてみても良いと思う。
業界 | 会社名 | 親会社 |
金融 | 野村総合研究所 | 野村ホールディングス |
金融 | 日本総合研究所 | 三井住友フィナンシャルG |
金融 | JSOL | 株式会社NTTデータ50%、日本総合研究所50% |
金融 | 大和総研ホールディングス | 大和証券 |
金融 | みずほ情報総研 | みずほ |
金融 | MS&ADシステムズ | MS&ADインシュアランス |
金融 | SOMPOシステムズ | 損害保険ジャパン日本興亜 |
金融 | 東京海上日動システムズ | 東京海上 |
金融 | ニッセイ情報テクノロジー | 日本生命保険相互会社 |
金融 | 第一生命情報システム | 第一生命保険株式会社 |
金融 | 三菱UFJインフォメーションテクノロジー | 三菱UFJフィナンシャルG |
製造 | 新日鉄住金ソリューションズ | 新日鐵住金 |
製造 | ソニーグローバルソリューションズ | ソニー |
製造 | トヨタコミュニケーションシステム | トヨタ自動車 |
製造 | 新日鐵住金 | 新日鉄住金ソリューションズ |
製造 | JFEシステムズ | JFEホールディングス |
製造 | 富士フイルムICTソリューションズ | 富士フィルム |
製造 | 富士フイルムソフトウエア | 富士フィルム |
製造 | 富士ゼロックス情報システム | 富士ゼロックス |
製造 | 菱友システムズ | 三菱重工業 |
製造 | トヨタコミュニケーションシステム | トヨタ自動車 |
製造 | インフォコム | 帝人 |
商社 | 伊藤忠テクノソリューションズ | 伊藤忠商事 |
商社 | 日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ | 三菱商事 |
商社 | 三井情報 | 三井物産 |
商社 | 丸紅情報システムズ | 丸紅 |
商社 | SCSK | 住友商事 |
商社 | 双日システムズ | 双日 |
商社 | 兼松エレクトロニクス | 兼松 |
建設 | オーク情報システム | 大林組 |
建設 | TAKシステムズ | 竹中工務店 |
建設 | 千代田システムテクノロジーズ | 千代田化工建設 |
建設 | 住友林業情報システム | 住友林業 |
建設 | 積水エンジニアリング | 積水化学工業 |
運輸 | JR東日本情報システム | 東日本旅客鉄道 |
運輸 | ヤマトシステム開発 | ヤマトホールディングス |
運輸 | 日通情報システム | 日本通運 |
運輸 | ANAシステムズ | 全日本空輸 |
運輸 | 東急テックソリューションズ | 東急電鉄 |
運輸 | 東海旅客鉄道 | ジェイアール東海情報システム |
運輸 | 東急電鉄 | 東急テックソリューションズ |
運輸 | 阪急ビジネス | アイテック阪急阪神 |
エネルギー | テプコシステムズ | 東京電力 |
エネルギー | 関電システムソリューションズ | 関西電力 |
エネルギー | 中電シーティーアイ | 中部電力 |
エネルギー | 東北インフォメーション・システムズ | 東北電力 |
エネルギー | 九電ビジネスソリューションズ | 九州電力 |
エネルギー | エネルギア・コミュニケーションズ | 中国電力 |
エネルギー | ほくでん情報テクノロジー | 北海道電力 |
エネルギー | 東京ガスiネット | 東京ガス |
エネルギー | オージス総研 | 大阪ガス |
エネルギー | 東邦ガス情報システム | 東邦ガス |
エネルギー | JXアイティソリューション | JXTGホールディングス |
エネルギー | コスモコンピュータセンター | コスモ石油 |
エネルギー | 昭和シェルビジネス&ITソリューションズ | 昭和シェル石油 |
食品 | 味の素 | NRIシステムテクノ |
食品 | 日本ハム | 日本ハムビジネスエキスパート |
食品 | マルハニチロHD | CACマルハニチロシステムズ |
食品 | キリンホールディングス | キリンビジネスシステム |
食品 | アサヒビール | アサヒビジネスソリューションズ |
食品 | サントリーホールディングス | サントリーシステムテクノロジー |
小売 | イオンアイビス | イオン |
小売 | 三越伊勢丹システム・ソリューションズ | 三越伊勢丹HD |
小売 | セブン&アイ・ネットメディア | セブン&アイ・HD |
その他 | 電通国際情報サービス | 電通 |
その他 | トッパン・フォームズ | 凸版印刷 |
その他 | DNP情報システムズ | 大日本印刷 |
メーカ系について
メーカ系とは、サーバ等のハードウェアを提供する会社や、ソフトウェアを開発する会社などから分離して、SIerの仕事をするようになった会社の総称だ。
具体的に言えば、NEC・日立・富士通が有名どころと言える。NTTデータなどもメーカ系に分類することもある。また、IBMなどもメーカ系と言えるだろう。
NECや日立、富士通などは、自社でもSIerビジネスをやっているが、その配下に多数の子会社を持っており、実際の製造はそれらの会社に回していることが多い。このような会社は、メーカ系子会社を略して「メー子」なんて呼ばれることもある。
メーカ系の特徴(メリット・デメリット)
以下、メーカ系の企業の特徴(メリット・デメリット)について考えてみようと思う。
メリット①:仕事に幅がある
これは外販もやるユーザ系と近しい話になるが、メーカ系の場合は、100%外販となるため、多種多様な仕事に触れることができる。
業界も横断的になり、製造業・金融・小売など、様々な分野の仕事ができるだろう。
とはいえ、ハードウェアについては本体の製品、例えば富士通なら富士通の製品を使うことになるので、インフラ側の技術の幅は広がりにくいというデメリットがあることは認識しておいた方が良い。
メリット②:会社が安定している(最近怪しいが・・・)
基本的にはNEC・日立・富士通といった本体がとってきた仕事をこなすのがメー子の仕事となる。
よって、自身が営業して仕事をとってくるというよりも、本体から仕事が降ってくることになるので、仕事が途切れにくいというメリットがある。
最近では本体側の業績が怪しいので、今後どうなるかは何とも言えないところだ。。。
とはいえ、独立系よりは経営が安定しているというのがメーカ系のメリットだ。
デメリット①:労働環境が安定しない
メリットのところで少し書いたが、親会社の業績が悪くなると、仕事が減り配置転換などがされる可能性があるということには留意した方が良い。少し前までSEをやっていたのに、急に営業をやらされたり、技術開発に回されたりと、メーカ系よりは安定しない仕事の仕方になる。
また、常駐の機会も多くなると思われ、客先常駐をしたくない人にとっては好ましくはないだろう。
デメリット②:出世できない
メーカ系企業であっても、ユーザ系企業と同じように、幹部勢は本体からの天下りが多いことは変わらない。よって、出世しにくいというのが多きなデメリットだ。
メーカ系の会社例
私が就職活動をしたときに実際に選考を受けたメーカ系のSIerについて、以下の記事で体験談を書いている。
説明会から内定までの流れを書いているので、よければ参考にしてほしい。
その他、メーカ系の企業一覧はこちら。
親会社 | 会社名 |
NEC | NECソリューションイノベータ |
NEC | NECネッツエスアイ |
NEC | NECフィールディング |
NEC | NECプラットフォームズ |
NEC | NECネクサソリューションズ |
NEC | NEC情報システムズ |
富士通 | 富士通エフサス |
富士通 | 富士通システムズ・イースト |
富士通 | 富士通エフ・アイ・ピー |
富士通 | 富士通システムズ・ウエスト |
富士通 | 富士通マーケティング |
富士通 | 富士通フロンテック |
富士通 | 富士通ミッションクリティカルシステムズ |
富士通 | 富士通ビー・エス・シー |
富士通 | 富士通ネットワークソリューションズ |
日立 | 日立システムズ |
日立 | 日立ソリューションズ |
NTT | NTTデータ |
NTT | NTTコミュニケーションズ |
NTT | NTTコムウェア |
独立系について
独立系とは、その言葉通り特定の親会社を持たないすべてのSIerを指す言葉だ。
世の中にシステムというものが登場し始めたときから、それをビジネスチャンスとしてとらえた人達により、新たに設立した会社が独立系ということになる。
業界の中では独立系の会社が最も多い。有名どころでいえば、TISや大塚商会などが有名だろうか。
以下、独立系の特徴やメリット・デメリットについて記載していく。
独立系の特徴(メリット・デメリット)
メリット①:仕事に幅がある
独立系は、親会社からの影響を受けないため、どんな仕事でもできる。業界も横断的になり、製造業・金融・小売など、様々な分野の仕事をすることになるだろう。
さらにメーカ系とは異なり、ハードウェアについてもお客さんのニーズに合わせて選択できる。
仕事の幅という意味でいえば、独立系が最も幅広いと思ってよい。
メリット②:技術力が高まる
独立系では、仕事をとってくるために必然的に技術力をつけることが求められる。世の中が必要とするシステムをタイムリーに提供できなければ、何の庇護もない独立系では会社がつぶれてしまうからだ。
よって、独立系の従業員には実力をつけることが求められる。ユーザ系などに比べると成長できる環境だと思う。
デメリット①:労働環境が安定しない
独立系の一番のデメリットは、会社も仕事も安定していないことだ。仕事が受注できなければ、途端に苦しくなってしまう。
勤務先も常駐となるケースが多いだろう。自分の実力を高めてどの会社に行ってもやっていけるという自信を持てる人であれば良いが、そうでない人にとっては苦しいかもしれない。
デメリット②:人の入れ替わりが激しい
一般的な傾向として独立系は離職が多いといえる。仕事がきついこともあるし、自分の実力でもっと給料をもらえると思えば他の会社に行く人も多いからだ。
会社だけでなく、人材面でも安定性が低い世界である。
独立系の会社例
私が就職活動をしたときに実際に選考を受けた独立系のSIerについて、以下の記事で体験談を書いている。
説明会から内定までの流れを書いているので、よければ参考にしてほしい。
その他、独立系の企業一覧はこちら。
会社名 |
大塚商会 |
オービック |
TIS |
富士ソフト |
CSKホールディングス |
インテック |
DTS |
ユーフィット |
ジャステック |
アイ・エム・ジェイ |
まとめ
ユーザ系・メーカー系・独立系というくくりでSIer各社を分類することで、各社の特徴が良く見えてくると思う。
企業を探すときには、その会社がどのくくりに分類されるのかを確認してみると、大まかな特徴をつかむことができるのでオススメだ。
効率的に就活をしよう
大学生は忙しい。講義に、サークルに、バイト。就活に使える時間は限られている。
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スカウト型サービスとは
一つは、ほっておいても企業からオファーが届く「スカウト型」のサービスを利用することだ。
具体的には、「キャリアチケット」のアプリがおすすめ。
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そもそも就活エージェントサービスについて知らない人のために少しだけ補足しておく。
就活エージェントとは、エージェントと呼ばれる就活のプロが、企業とあなたの間に立ってあなたの就職活動をサポートしてくれるサービスのことだ。
通常であれば、就職活動をする場合、申し込んだ企業の選考はすべて自分で対応しなければならない(当たり前だが)
具体的には、企業に応募して、説明会を申し込み、面接の調整を企業の採用担当者と直接やりとりすることになるだろう。
エントリーシートや履歴書の内容は自分で考える必要がある。
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