【私の就活体験記】NTTコミュニケーションズ(ES・リクルータ・面接)

まとめ:不透明な選考・不確かな情報に惑わされない!

NTTコミュニケーションズの概要:

電電公社が分割されたときに、主に長距離・国際電話を担当する会社として設立されたNTTコミュニケーションズ。

社員の人は自らの会社を「NTTコム」と略す。就活生はよく「NTTコミュ」と略してしまうので注意。

雰囲気はガツガツ系。プライドが高く、学歴重視という印象だった。社員は若手が多く、NTT東西に比べると圧倒的に勢いがある。この雰囲気に合う人だったら楽しめるだろうが、合わない人が入ると大変かもしれない。

ただ、勤務時間は短く、給料もそこそこもらえるので、ワーク・ライフ・バランスは取りやすいだろう。バランス重視の就活生には人気があった。

給与体系としては、いわゆるNTT給与体系の範疇である。データよりは低く、NTT東西よりは高い、というのが相場観だろう。

35歳で700万程度という話を聞く。

また、いわゆる典型的な日本の大手企業という会社なので、ほしい人材はスペシャリスト志向ではなく、ゼネラリストだと採用の際に明確に言っていた。ジョブローテーションなども残っていたりする。

IT業界においてゼネラリスト志向というのは、専門性が身につかず少し危険ではある。(この会社に入るなら、NTTコムに骨をうずめる覚悟が必要かも)

 

NTTコムは、旧電電公社の組織のうち、長距離通信や国際通信を担当する部分がベースとなって作られている。よって、さすがにグローバル通信系には強い。社員の人も何かにつけてグローバルグローバル言っている。

加えて、SI事業に手を出したり、クラウド方面に力を入れたりと、幅広い分野を扱っている。会社全体として何をやっているかが分かりにくいこともあり、NTTデータなどの他の会社などと差異化がしにくい。

この会社の人と話すときに、うっかりNTTデータのことを褒めたりすると15分はコムの良さを語られるので要注意。(本当に注意) 

最近では、クラウドデータセンタ事業なんかにも手を出しており、それなりに利益が上がってきている。本当にほかの会社と区別がつきにくくなっている。

 

この会社の新卒採用はとにかく不透明。いわゆるリクルータ制度をとっており、大学ごとの採用となっている。選考に進むためには、リクルータルートにのることが大切。大学によっては勝手にOB懇談会のお知らせが届き、これに参加することでルートにのることができる。もしくは、12月頃から行われる社員懇談会に参加しておけば、よっぽどひどい対応をしない限りリクルータルートにのることができるだろう。

リクルータルートに無事のることができたら、1〜3月にかけて複数回面談が行われる。この面談の内容や形式も大学によって異なるため、みんしゅうでは「うちは今度3回目」「2対1の面談だった」「エントリーシート持ってくるように言われた」など、さまざまな情報が錯綜する。

この会社を受けるときは、余計な情報に惑わされることなく、自分の大学の友人などと情報交換をするといいと思う。

 

リクルータ面談は、回数を重ねるごとに年次の上の人と会うことになる。私の場合、2回の面談をクリアしたのち、本社に呼ばれ部長クラスの人と面談をすることになった。

この段階で、ある程度の順位をつけられる。噂では、超優・優・良・可・不可といったランク付けをしているという話もあるが、真偽は不明だ。この順位によって4月からの面接に進めるかどうか決まる。ランクが高い人から順に面接に呼ばれ、4/1に呼ばれた人は内定がほぼ決まりという話も聞く(私の年は、諸事情により選考時期が変わったので正確にはわからないが)。

 

この会社を受けるときには、とにかく「第一志望である」と言い続けることが大切だ。さらに、「なぜコムが第一志望か」「自分の希望は、本当にコムでないと満たせないのか」をきっちり説明することが求められる。リクルータ面談の序盤では志望動機を練っておく必要はないが、後半になるにつれ、リクルータはあからさまに面接を行い、志望動機を聞いてくるので要注意だ。

 

個人的には不透明な選考に良い印象はない。リクルータ面談の案内の電話の度に「もう少し会社のこと知りたいですよね?そうですよね?」という薄っぺらい嘘をついてくるのはイライラするし、それにこちらものって「ぜひお願いします!」と言わなければならないのはうんざりだった。

 

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私の軌跡:

セミナー・説明会

私の場合は、自主的に1月上旬の社員懇談会に参加した。ここで大学のOBと座談会をし、特に問題がなければ次のステップに進むことができる。長い時間こちらから質問をしなければならないので、できたら質問項目は準備しておいたほうがいい。

ちなみに、私の大学の場合は、大学のイベントとして1月下旬にOB懇談会のお知らせがきた。こちらに出席した友人も、その後リクルータルートにのった。

NTT系やJR系などは、大学の教室を借りて相談会などをやっていたりする。長年事業をやっている大手企業ならではの強みだろう。

 

リクルータ面談1回目

 1回目は、7年目の社員の人だった。時期は2月上旬。コムのリクルータ面談はカフェで行われることが多い。1対1で1時間くらい話す時間がある。1時間ほとんどこちらから質問できるので、根掘り葉掘り話を聞いてみるといいと思う。

リクルータ制の優れているところとして、1対1、かつ社外で行うので突っ込んだ質問をしても意外と答えてくれるということだ。もちろんむちゃくちゃな質問をするのは不味いが。

 

私はこの時点であまりコムの知識がなかったので、基本的なことから聞いていった。1回目の面談はあまり落とされることがないという話もあるので、純粋に会社の情報収集に使うのがいいと思う。そうしておくと、その後の面談で話せる幅が広がり、有利になる。

 私の場合、具体的には「NTTコムは具体的に何をやっている会社なのか」「どの分野に力を入れているか」「キャリアプランはどうなるのか」「社風・会社の特徴は」といったことを聞いた。

読んでいただければわかると思うが、かなり基本的なことを聞いている。これでも全然OKだった。

 

私の場合は、面談1週間後くらいに次回面談のお知らせが来た。

 

リクルータ面談2回目

2回目は、13年目の人。時期は2月中旬だった。私は1回目の面談で技術開発の人と話したいというリクエストをしていたため、NTT研究所出身のリクルータを当ててくれた。2回目も1回目同様1時間程度。場所は新橋のカフェだった。

 

2回目の面談では、志望動機や学生時代頑張ったことについて聞かれる。完璧に志望動機を練ってくる必要はないと思うが、「こいつは叩いたらもっと良くなるな」という風に相手を思わせられる程度には準備する必要がある。内容は不完全でもいいので、愛想良く、丁寧に、はっきりと相手に伝えるようにしたい。

 

また、上でも述べたが志望動機を語るときには「コムでしかできない私の希望」を説明するようにしたい。私はこの部分が甘かったため、面談では相当突っ込まれた。

 

私の場合は、後半の時間、こちらから質問をするように言われた。ここでの質問は、1回目の面談を踏まえて、なるべく突っ込んだ質問をするようにしたい。「お、こいつはしっかりうちの会社を調べてるな」と思ってもらえたら勝ちだ。コムは志望度が高い学生をとりたいらしいので、会社についてよく調べている人が好まれるだろう。

 

リクルータ面談3回目

3回目は、時間が空いて3週間後。時期は3月上旬だった。3回目は日比谷のコムビルに呼ばれ、かなり年次の高い人(課長?部長?くらい)と面談をすることになる。

この面談は明らかに今までの面談とは異なる。通常の面接と同様、会社の受付から担当の社員の人を呼び出す形式だ。面談の前に、今までリクルータとしてお世話になった大学のOBがやってきて、話し相手になってくれる。ここでの話が選考に関係するかはわからないが、意味なくこんな時間を作るわけはないので、まあ何らかの意味があるのだろう。
(もしかすると、単純にリラックスさせるためにこの時間をとっている可能性もあるが・・・)

 

面談は、もはや「会社のことを知ってください」という感じではなく、通常の面接と思ったほうがいい。リクルータの自己紹介も早々に、「なんでうちの会社を希望しているの?」「どんな研究やってるの?」「希望職種は?なんでその職種なの?」「学生時代はどんなことやってたの」と矢継ぎ早に質問された。質問に答え終わると、お飾り的にこちらから質問する時間が与えられる。その後面談のフィードバックをされる。

直接社員の人に聞いたわけではないが、この面談は重要らしい。ここで最終的な評価が決まるので、会社で面談を行うと言われたときには、しっかりと準備して言ったほうが良いだろう。

 

面接

リクルータ面談を無事通過すると、面接の案内が送られてくる。選考開始初日に面接を行う人はほぼ内定確実だとか、それ以外の日にちだと厳しいとかいろいろ情報はあるが、本当のところはわからない。私の年は諸事情により選考が5月からになったこともあり、例年とは異なった部分もあるようだ。

リクルータ面談を通過できなくても、一般ルートでの枠もあるようなので、あきらめてはいけない。ただ、倍率はとても高いようだが。

 

感想

とにかく選考が分かりにくい。上でも書いたが、個人的にはリクルータ方式はやめてほしい。金融業界などでもリクルータ方式で採用している会社は多いと聞くが、どうしても明確な基準で採用されていない感じがしてしまう。

リクルータ制では、基本的には社員が自分の後輩を採用するということになる。これは、学閥の強化につながるという大きなデメリットがある。社内で競争をあおることにもつながる。

ともあれ、この会社は他社よりまして友人との情報交換が大切になってくると思う。

 

会社の雰囲気はよく、いい会社だと思った。

いわゆる「まったりで給料もそこそこ」な企業で、NTT東西のように未来が見えない会社というわけでもないので、人気は高いだろう。

とはいえ、NTTコムは典型的な日本の大企業であることに留意が必要だろう。専門性を伸ばすとか、自由な発想でビジネスをやるとか、そのような観点では制限があることについて気を付けてほしい。

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