NTTコミュニケーションズは、電電公社が分割されたときに、主に長距離・国際電話を担当する会社として設立された会社である。
社員の人は自らの会社を「NTTコム」と略す。就活生はよく「NTTコミュ」と略してしまうので注意。
社員は若手が多く、NTT東西に比べると圧倒的に勢いがある。この雰囲気に合う人だったら楽しめるだろうが、合わない人が入ると大変かもしれない。
大手企業の代表格みたいな会社であり、ワーク・ライフ・バランスは取りやすいだろう。バランス重視の就活生には人気があった。
では、NTTコミュニケーションズとはどのような会社なのか、またNTTコミュニケーションズを志望するのであればどんな志望動機を書けば内定できるのか、紹介したいと思う。
ちなみに、筆者は自身の就活の際にNTTコミュニケーションズを志望し最終リクルータ面談まで進んでいる(その後選考辞退)。その時の体験記はこちら。
http://maky.dip.jp/recruit/?p=45
NTTコミュニケーションズの基礎情報
職場・会社規模・財務状況
NTTコミュニケーションズは全国、さらに言えば海外にも多数の拠点を持つ会社だ。世界40か国に拠点を持っている。
そのNTTコミュニケーションズの本社は日比谷にある。いわゆる、コムビルと呼ばれているビルである。
各地に拠点があるとはいえ、9割の人は東京勤務となる。
従業員数は単独で約6,000人程度の会社だ。グループ会社まで含めると、20,000人規模となる。
業績についても、売上高・利益ともに順調であり、経営状態は問題ない会社といえる。
社風
個人的には、社員の人はプライドを持って仕事をしているように見えた。会社の雰囲気はフランクである。真面目70%、ガツガツ感が30%くらいといった印象だ。
どこの会社も同じような傾向だろうが、企画職の人はフランク、開発系の人は真面目という感じである。
配置換えが多い会社なので、人材としてはゼネラリスト系が求められている。リクルータ面談では「積極性・行動力・すなおさ」がある人がほしいなんてことを言っていた。
給料・福利厚生
給与については、35歳で700万、40後半で1000万くらいが標準的である。NTT系列は基本的にあまり給料に差が出ないのだが、NTTデータ・NTTコムは比較的給与が良い方である。
なお、住宅補助については3.7万程度。既婚者は7.4万といううわさだ。
なお、給料と福利厚生については私が独自に友人などから入手している情報なので、最新の人事制度変更などにより変わっている可能性がある。
NTTコミュニケーションズの採用のポイント
NTTコミュニケーションズの採用の最大のポイントは、リクルータ対策である。
この会社の新卒採用はとにかく不透明である。いわゆるリクルータ制度をとっており、大学ごとの採用となっている。選考に進むためには、リクルータルートにのることが重要なポイントだ。
大学によっては勝手にOB懇談会のお知らせが届き、これに参加することでルートにのることができる。もしくは、NTTコミュニケーションズの行う説明会や懇談会などに参加しておけば、リクルータルートにのるチャンスを貰えるだろう。
リクルータルートにのれば、そこら辺のカフェにて就活相談という名の面談に進むことになる。建前上、就職相談であるが、立派な面接であることに注意が必要だ。
もちろん、リクルータ面談ではリクルータに就職相談をしても良いのだが、「自分は今、評価されている最中である」という意識を強く持っておくべきだ。
NTTコミュニケーションズの志望動機の書き方
NTTコミュニケーションズは企業の特徴がはっきりある会社なので、志望動機は書きやすいだろう。
ポイントは、「グローバル」「新規事業」「挑戦」「第一志望を重視する」あたりではないだろうか。
具体的に言えば、以下の通りである。
「グローバル」:全世界に通信ネットワークを持っている会社であり、世界中で仕事をするチャンスがある会社である
「新規事業」:単なる通信事業者(いわゆる土管屋)ではなく、クラウド・AIなどをはじめ新規事業に積極的に取り組み会社である
「挑戦」:社員は向上心を持ち、積極的に挑戦していくモチベーションを持っている人が多い。
さらに加えて、「第一志望重視」。つまりなぜNTTコムに入社したいのかを明確に・はっきりと説明することが必要である。
これらの特徴を、自分のやりたいことや実現したいことつなぎ合わせれば、必然的に志望動機ができる。
例えば、私のやりたいことが「多くの人に影響を与えたい」「通信技術のプロフェッショナルとして活躍したい」ということであれば、志望動機は以下のようになる。
NTTコミュニケーションズの志望動機の例
「多くの人に関わる」ような公共性の高い仕事がやりたい。そしてICT技術と通信技術のプロフェッショナルになりたい。この2点が私が人生で実現したい目標です。(結論)
現代は、グローバル化、分散化が進みつつあり、世界規模で人と人を「つなぐ」ことは最重要な要素となっています。その中で貴社は、グローバル通信や個人向けの通信を業務とする、「つなぐ」企業No.1で、社会的使命を強く帯びた会社であると私は考えています。(理由1:なぜNTTコムか①)
さらに、説明会やOBの方と話すうちに、高い技術力を持った社員の方が多いこと、最新技術へ積極的な貢献を全社的に行っていることを感じました。(理由2:なぜNTTコムか②)
貴社なら、「多くの人に関わる」仕事がしたいという思いと、自分の技術的に成長したいという思いのどちらも実現することができると確信しました。貴社で私は、世界中がひとつの場所になるように「つなぐ」ことを、技術面から支えることができる人材になりたいと考えています。(再度の結論)
この志望動機では、「なぜ私が入社する会社はNTTコミュニケーションズでなければならないのか」というポイントを前面に押し出し、NTTコミュニケーションズという会社を私が理解しているぞというアピールを強めにして書いてみた。
また、リクルータ面談を通して感じたことを入れ込むことにより、「リクルータ面談に価値があったこと」を伝えることも意識している。(少し媚びすぎかもしれないが)
経験者たちの志望動機を参考にする
NTTコミュニケーションズの志望動機の書き方はこんな感じだろうか。
繰り返しだが、私が過去に新卒でNTTコミュニケーションズを受けたときの記録はこちら。リクルータ面談の詳細について書いているので、よければ見ていってほしい。
http://maky.dip.jp/recruit/?p=45
効率的に就活をしよう
大学生は忙しい。講義に、サークルに、バイト。就活に使える時間は限られている。
Webで情報を検索してこの記事を読んでいるあなたは「コスパがいい」就活を目指しているのではないだろうか。
実は、効率の良い就活を行うための方法は、いくつもある。
スカウト型サービスとは
一つは、ほっておいても企業からオファーが届く「スカウト型」のサービスを利用することだ。
具体的には、「キャリアチケット」のアプリがおすすめ。
キャリアチケットは、就活生の5人に1人、年間8万人が登録しているサービスである。賢く就活をしている人たちの間では、ほぼ必須のサービスになったと言えるのではないだろうか。
こちらのリンクから、ぜひアプリをインストールしてみてほしい。簡単な5つの質問に答えるだけで自分の価値観にあった企業からオファーが来るようになる。
<キャリアチケットスカウト>
また、「キミスカ」と「Offerbox」も活用すると良い。どちらも、毎年10万人の就活生が利用するしているサイトで、登録するのが当たり前のサイトだ。
<OfferBox>
<キミスカ>
エージェント型サービスとは
もう一つは、就活エージェントがあなたの就職活動を全面的にサポートしてくれる「エージェント型」のサービスだ。
そもそも就活エージェントサービスについて知らない人のために少しだけ補足しておく。
就活エージェントとは、エージェントと呼ばれる就活のプロが、企業とあなたの間に立ってあなたの就職活動をサポートしてくれるサービスのことだ。
通常であれば、就職活動をする場合、申し込んだ企業の選考はすべて自分で対応しなければならない(当たり前だが)
具体的には、企業に応募して、説明会を申し込み、面接の調整を企業の採用担当者と直接やりとりすることになるだろう。
エントリーシートや履歴書の内容は自分で考える必要がある。
面接の時は、事前に面接の対策をしてくれる人がいなければ、面接を受ける会社のことを自分で調べなければならないだろう。
就活エージェントサービスは、これらをすべて代行してくれるという強力なメリットがある。
そして、これらの就活のサポートは全て無料である。
なぜ無料で受けられるかというと、就活エージェントが提携している企業(つまり新卒者を探している会社)から料金をもらっているから。
もし、内定が出なくて困っていたり、面接に何回も落ちてしまっている人は、エージェントに自分に合った優良企業を紹介してもらい、まず一つ内定を貰ってしまうことをオススメする。
具体的にはどのエージェントに申し込めばいいのだろうか。IT業界への就職を考えている場合、IT業界に強いエージェントを選ぶべきだ。具体的には、「レバテックルーキー」が最有力候補となる。
レバテックルーキーは、新卒でITエンジニアになりたい学生の就職活動をサポートする、ITエンジニア専門の就職エージェントだ。ITを専門にサポートを行うエージェントは少ないため、最初の選択肢となるだろう。
興味がある方は、以下のリンクから申し込んでみてほしい。
<レバテックルーキー>
一方で、いきなりエージェントと相談するのは少し緊張するという方もいるかもしれない。そのような方におすすめなのが、オンライン型のエージェントサービスだ。オンライン型のサービスであれば、自宅で落ち着いて話ができるだろう。
オンライン型サービスでおすすめなのが「キャリセン就活エージェント」。興味がある方は、以下のリンクから申し込んでみてほしい。
<キャリセン就活エージェント>