新日鐵住金ソリューションズ(通称NSSOL)は新日鐵住金のシステム子会社だ。
子会社と言いつつも、新日鐵住金の仕事ばっかりをやっているわけではなく、金融や流通など幅広い分野のシステムを作っており、実質的に独立したSIerと言ってよい。
東証にも新日鐵住金とは別に、独立して上場している会社である。
会社としての特徴は、やはり長年新日鉄のシステムを担当してきたという実績だ。鉄鋼業のシステムは止めることが許されないので、信頼性の高いシステムが求められる。いわゆる、ミッションクリティカルシステムというものだ。
システム子会社にしては珍しく、自社に研究所を持っていることが大きな特徴だ。
研究所では中期的な展望で研究開発を行っており、学界などNSSOLの研究所に勤務されている方にお会いすることもあるが、優秀な人がそろっている印象だ。
ちなみに、皆さんの大学の多くには、NSSOLが作ったシステムが導入されている。具体的には、皆さんが学期の初めに履修登録する際に利用するシステムなどは、NSSOLが作っていたりする。
では、NSSOLとはどのような会社なのか、またNSSOLを志望するのであればどんな志望動機を書けば内定できるのか、紹介したいと思う。
ちなみに、筆者は自身の就活の際にNSSOLを志望し内定をもらっている。その時の体験記はこちら。
新日鐵住金ソリューションズ(通称NSSOL)の基礎情報
職場・会社規模・財務状況
NSSOLのオフィスは新川にある。新川ではピンとこない人に駅名でいうと、東京駅のすぐとなり、八丁堀の近くだ。あまりなじみのない人も多いと思うが、川沿いにあり景色の良いオフィスだ。
なお、研究所は横浜にある。
従業員数は単独で約3000人程度の会社だ。
業績についても、売上高・利益ともに順調に伸びており、順調な経営がうかがえる。
社風
鉄業界の雰囲気を受け継ぐ体育会系と見せかけつつ、実はすごく激しいわけではなく、落ち着いたまったりした面もある企業と言える。
社員は優秀でやる気のある人が多い。NRIのようにイケイケ系ではないが、ちょうどよい雰囲気のある人が多い印象だ。
全体的に言えるのは、「アツイ」人が多いことだ。飲み会なんかも熱血系。挑戦することや成長することを良しとする社風だ。
個人的には、実力があり、かつ押しつけがましくないため、一緒に仕事をしたい会社筆頭である。
給料・福利厚生
給料については、社員の人に聞いた限りでは30歳で700万程度という話だ。SIerの中では、給与水準としては上位レベルである。
労働環境については、過去私が就活をしていた時には残業をモリモリしていた会社という印象があるが、近年はさすがに改善されていると思う。過去は、深夜残業当たり前という会社だった。
なお、給料と福利厚生については私が独自に友人などから入手している情報なので、最新の人事制度変更などにより変わっている可能性がある。
NSSOLの採用のポイント
ぶっちゃけ、内定が欲しいのであればインターンシップに参加するのが一番いい。
インターンシップに参加できれば、そのあとはNSSOLの囲い込み作戦があなたを待っている。
定期的な飲み会や就活解禁日前の事前面談など、時間は結構取られるが、面白い経験もできるだろう。
このようなやり方をしていて経団連との関係は大丈夫なのかと、しなくても良い心配をしたりしてしまう。
NSSOLの志望動機の書き方
中堅どころのSIerはどこもそうだが、企業ごとの差別化が非常に難しい。
並みの志望動機では、「ほかのSIerじゃダメなの?」という質問に答えられない。つまり、説得力のない志望動機になってしまう。
その中でも、NSSOLは比較的会社に特徴がある方である。
例えば、私から見たNSSOLの特徴は以下の通り。
- 新日鐵のDNAを受け継ぐ、仕事への情熱と正確性を持った会社である
- SIerの中では珍しく研究所を持っており、技術動向の変化が激しいIT業界の中で最先端の仕事ができる会社である
- 社員は熱く・親しみやすい人が多い。また、能力的にも優秀な人がそろっている
- ユーザ企業の子会社でありながら、新規事業に積極的に取り組む機動力がある
これらの特徴を、自分のやりたいことや実現したいことつなぎ合わせれば、必然的に志望動機ができる。
例えば、私のやりたいことが「IT技術の専門家として活躍したい」「さらに、自分の知識を社会に還元したい」ということであれば、志望動機は以下のようになる。
NSSOLの志望動機の例
IT技術の専門家として、業界でも一目置かれる存在になる。さらに、自分の知識を社会に還元し、ITの力で社会を前に進める。それが私の目標です。(結論)
大学での研究やシステム開発のアルバイトを通してIT技術への興味関心を深めていった私は「技術者として、その分野ではだれにも負けない知識を持つスペシャリストになりたい」と思うようになりました。(理由1:なぜIT?)
また、私の興味は単に技術を知ることだけでなく、技術を用いてモノやサービスを作ることにあります。技術は活用して初めて価値のあるものだと思います。調査研究から得られた知見と技術を応用することで価値の高いサービスの提供を行い、社会に影響を与えていきたいです。(理由2:なぜ社会に還元したい?)
企業研究を通じて感じた貴社の印象は、以下のようなものでした。
・「熱く」「親しみやすく」「魅力がある」社員の方。そしてその技術力。
・勉強会などが自発的に行われるような、成長できる環境
・研究開発によって得られた技術を実サービスに落とし込み、利益をあげられる企業である
(理由3:なぜこの会社?)
高いレベルでの研究開発からサービス化まで行える企業。この環境なら私の目標が達成できると確信しています。(再度の結論)
この志望動機では、NSSOLという会社や、その社員の方に対して感じた私の思いを入れ込んだ。
また、研究所を持っているなど、技術面の強さを理解したうえで、その場所で私も活躍したいという気持ちを入れている。
経験者たちの志望動機を参考にする
新日鉄住金ソリューションズの志望動機の書き方はこんな感じだろうか。
繰り返しだが、私が過去に新卒で新日鉄住金ソリューションズを受けたときの記録はこちら。インターンシップ参加から最終面接までレポートしている。
http://maky.dip.jp/recruit/?p=57
効率的に就活をしよう
大学生は忙しい。講義に、サークルに、バイト。就活に使える時間は限られている。
Webで情報を検索してこの記事を読んでいるあなたは「コスパがいい」就活を目指しているのではないだろうか。
実は、効率の良い就活を行うための方法は、いくつもある。
スカウト型サービスとは
一つは、ほっておいても企業からオファーが届く「スカウト型」のサービスを利用することだ。
具体的には、「キャリアチケット」のアプリがおすすめ。
キャリアチケットは、就活生の5人に1人、年間8万人が登録しているサービスである。賢く就活をしている人たちの間では、ほぼ必須のサービスになったと言えるのではないだろうか。
こちらのリンクから、ぜひアプリをインストールしてみてほしい。簡単な5つの質問に答えるだけで自分の価値観にあった企業からオファーが来るようになる。
<キャリアチケットスカウト>
また、「キミスカ」と「Offerbox」も活用すると良い。どちらも、毎年10万人の就活生が利用するしているサイトで、登録するのが当たり前のサイトだ。
<OfferBox>
<キミスカ>
エージェント型サービスとは
もう一つは、就活エージェントがあなたの就職活動を全面的にサポートしてくれる「エージェント型」のサービスだ。
そもそも就活エージェントサービスについて知らない人のために少しだけ補足しておく。
就活エージェントとは、エージェントと呼ばれる就活のプロが、企業とあなたの間に立ってあなたの就職活動をサポートしてくれるサービスのことだ。
通常であれば、就職活動をする場合、申し込んだ企業の選考はすべて自分で対応しなければならない(当たり前だが)
具体的には、企業に応募して、説明会を申し込み、面接の調整を企業の採用担当者と直接やりとりすることになるだろう。
エントリーシートや履歴書の内容は自分で考える必要がある。
面接の時は、事前に面接の対策をしてくれる人がいなければ、面接を受ける会社のことを自分で調べなければならないだろう。
就活エージェントサービスは、これらをすべて代行してくれるという強力なメリットがある。
そして、これらの就活のサポートは全て無料である。
なぜ無料で受けられるかというと、就活エージェントが提携している企業(つまり新卒者を探している会社)から料金をもらっているから。
もし、内定が出なくて困っていたり、面接に何回も落ちてしまっている人は、エージェントに自分に合った優良企業を紹介してもらい、まず一つ内定を貰ってしまうことをオススメする。
具体的にはどのエージェントに申し込めばいいのだろうか。IT業界への就職を考えている場合、IT業界に強いエージェントを選ぶべきだ。具体的には、「レバテックルーキー」が最有力候補となる。
レバテックルーキーは、新卒でITエンジニアになりたい学生の就職活動をサポートする、ITエンジニア専門の就職エージェントだ。ITを専門にサポートを行うエージェントは少ないため、最初の選択肢となるだろう。
興味がある方は、以下のリンクから申し込んでみてほしい。
<レバテックルーキー>
一方で、いきなりエージェントと相談するのは少し緊張するという方もいるかもしれない。そのような方におすすめなのが、オンライン型のエージェントサービスだ。オンライン型のサービスであれば、自宅で落ち着いて話ができるだろう。
オンライン型サービスでおすすめなのが「キャリセン就活エージェント」。興味がある方は、以下のリンクから申し込んでみてほしい。
<キャリセン就活エージェント>