野村総合研究所(NRI)

まとめ:優秀でチャラい高給取り集団

 

概要

野村総合研究所(通称NRI)は、野村證券のシステム部隊を出自とする企業だ。「総合研究所」という名前通り、コンサルティング業務やシンクタンク業務も行っているが、やはりメインはソリューション事業。野村證券向けシステムだけではなく、セブンアンドワイホールディングス向けシステムを代表に、様々な業界、分野のシステムを開発している。

この会社の特徴は、なんといっても給料が高いこと。30歳で1000万円はまず到達するという高給っぷり。社員の人もみんなバブリー。

一方で、巷でよく「激務」だと言われるが、近年労務環境は改善傾向にあり、昔のように「死人が出るほど働く」ということはなさそうである。これは主に仕組みづくりがうまくいったことが功を奏しており、具体的にはセキュリティカードによる労働時間把握や上司に責任を負わせることによる労務時間管理の徹底などがうまく機能しているようだ。

もちろん、野村の「詰める文化」は今でも残っているようで、社員の人に話を聞くと大抵上司が厳しく、仕事には品質が求められるという事を言われた。また、仕事量なども変化しているわけではないようで、要するに、労働時間が短くなったからと言って仕事量が減ったり質が下がったりしているわけではなく、仕事を効率良く行うことで対応していると考えられる。

この会社の雰囲気は、「体育会系」「チャラい」。ガツガツ系である。独身寮では毎年100対100の合コンが行われるという話もある。会社の殆どの部では毎年「新人芸」なるものがある。また、部で旅行に行くという行事も多くの部であるらしい。

この会社に入社したい人は、自分とこの会社との相性を熟考した方がいい。合う人には大満足できる会社だが、合わない人はしんどいと思う。様々なタイプの人がいるNTTデータとは異なり、野村文化がたしかに存在している会社であると思う。

新卒採用でも、NRIと就活生の相性が見られている。OB訪問は必ず行ったほうがいいし、セミナーも出来る限り参加した方がいい。OB訪問に何度参加したかなどのデータはすべて把握されている。私は面接の時にセミナーやOB訪問から気づいたことなどを質問された。

他の会社もそうであるが、この会社もインターンシップに参加することで選考を有利に進められる。この会社のインターンは就活生も優秀な人が集まってくるし、給料もでるので、時間があれば参加するといいと思う。

職種としては、コンサルタントとSEの2種類。またNRIセキュアというセキュリティ専門の別会社も存在する(NRIから出向という形になるので、給料などの待遇は本社とすべて同じ会社)。SEはさらにAE(アプリケーションエンジニア)とTE(テクニカルエンジニア)に分かれる。私はTEで応募した。

 

私の軌跡:

インターン・選考

インターンは夏と冬の2期行われる。コンサル職は春のインターンシップもあったはずである。SE向けインターンシップには、2週間程度の長期と2日の短期がある。私は長期のインターンに参加した。

インターンと言いつつも、選考フローは長い。

まず、書類選考が行われる。エントリーシートはボリュームがあり、書くのが大変だ。また、テストセンターで筆記試験を行う。

これらに通過すると、個人面接が行われる。ここでは、研究内容や志望動機などが主に聞かれる。雰囲気は和やか。主に人事の新卒採用担当の方が面接を行う。

個人面接に通過すると、グループディスカッションが行われる。ここまでたどり着いている就活生はツワモノが多いので、埋もれないように頑張りたい。テーマは企業戦略の方針をいかに決めるかというもので、明確な答えがないタイプのものだった。

ここまで通過してやっとインターンに参加することができる。

 

インターン・内容

長期のインターンでは、実際に現場に配属となって業務を行う。初日はスタートアップとして、インターン生全員で自己紹介やグループワークを行う。そして当然のごとく歓迎会でお酒。初日からガッツリ飲む。

2日目〜最終日前日まではそれぞれ職場に行き、社員の方に指導していただいて課題をこなす。インターン生は大事にしてもらえる。私はセミナーに連れていってもらったり、他部署の方を紹介していただいたりと、クソ忙しいだろう社員の方にとてもお世話になった。会社の業務内容説明もさまざまな方が行なってくれて、NRIの業務についてはとても詳しくなれたと思う。インターンの詳細は残念ながら書けないが、行って損はないインターンだと思う。

もちろん2日目は現場の部署の方が歓迎会をひらいてくれる。飲み会の雰囲気も会社を選ぶ上で重要だと思うが、この会社の飲み会はひたすらシモネタであった。

現場最終日は現場社員の方々の前で成果発表会が行われる。そして当然のごとく送別会。この飲み会は本部長なども来ており、割と真面目な雰囲気。

次の日、全体での発表会を行い、インターンは終了となる。当然送別会。インターン生だけで2次会〜エンドレス。実はインターン期間中も毎日のようにインターン生同士で飲み会をやっていたりする。

こう書くとまるで酒ばっかり飲んでる印象だが、もちろんそれだけでなく業務体験もしっかり行うし、プレゼン資料なども社会人レベルのものを要求されるなど、朝から晩まで濃密なスケジュールである。インターン期間中は殆ど寝れないだろう。とてもいい経験ができるインターンなので、ぜひ参加するといいと思う。採用にも大きくプラスになるわけだし。

 

セミナー・説明会

インターン参加者も、セミナーや説明会には参加しておいたほうが良い。説明会の参加状況もバッチリ把握されており、面接時に資料として使われるからだ。

NRIのセミナーは応募部門ごとに行われる。つまり、コンサル・AE・TE・セキュアの4部門だ(+コーポレート系)。説明会では、NRIの文化をしっかり説明してくれる。説明会最後の会社紹介ムービーにテニサーのような映像を流すのはどうかと思ったが。NRIの人は基本的にプレゼンがとてもうまく、他社に比べて退屈しない説明会であると思う。

自分が応募する部門には必ず出席し、できたら他部門の説明会も参加しておくといいと思う。説明会やOB訪問の参加回数を稼ぐ、いわゆる「スタンプラリー」である。

 

エントリーシート・筆記試験

エントリーシートでは、主に志望動機、学生時代に頑張ったこと、研究内容を書く。SE志望の場合はここでAE、TE、セキュアのうちどれを第一志望にするか決定することになる。なお、併願は第二志望まで書くことができる。

筆記試験は通常のテストセンターで行われる。

 

1次面接

インターン組は優遇があり、面接の日程は4/1〜の比較的早い時期になる。インターン組でない場合でも、優秀な学生は早い時期に面接が開始するようだ。

面接は人事と1対1で行われる。内容は特にひねったものではない。雰囲気は和やかなものである。私はTE志望だったが、AE志望の場合は一日に2回面接を行うケースもあったようだ。NRIの面接の進め方は人によってかなり異なる。インターン組でない場合は、最終面接と同時にグループディスカッションを行う場合もあったようだ。

NRIは比較的早く選考結果を連絡してくれる。私の場合は次の日の午前中に面接結果が通知された。

 

2次面接

TEの場合は、2次面接が大きな山場となる。現場の部長クラスの人と面接になるからだ。私の場合は部長3人を相手に面接を行った。

質問内容は技術よりのものが多い。最近注目している技術やトピック、入社したらどのような技術を研究開発したいかといった質問があった。複数の面接官ということもあるが、質問が矢継ぎ早に飛んで来るため頭をフル回転させて対応しなければならない。また、技術に対して適性がないとみなされると不合格となってしまうため、とにかく技術の最新トピックは押さえておく必要があるだろう。もっとも、技術に詳しくない人はTEで志望を出さないほうがいいと思うが。

相手が部長ということもあり、あまり冗談を言うような空気ではなかった。また矛盾しているようなことをうっかりしゃべってしまうと、とことん突っ込まれるので注意しよう。私はエントリーシートで書いた内容と自分がやりたい仕事や興味のある分野の乖離を指摘されてドキっとさせられた。

 

最終面接

最終面接は人事の方と1対1で行われる。質問内容はいままでの面接で聞かれた内容を繰り返すだけで、どちらかというとNRIにくるかどうかをみられていたような気がする。きっちりNRIが第一志望である理由を説明しよう。

雰囲気は和やかなもので、今までの面接通りに受け答えをしていれば問題ないだろう。

なお、NRIは内定を獲得すると、内定者向けのコミュニティサイトにアクセスできる。個人的にはこのような、入社前にどのような同期がいるか知れる仕組みは面白いと思うし、入社後のミスマッチを防ぐことにつながると思う。

 

感想

インターンからお世話になった会社で、思い入れは強い。ただ、NRIは合う人合わない人がはっきりする会社である。単純に給料が高いからという理由だけで入社すると後悔することになる。会社の採用方針も、NRIのありのままを伝えることを意識しているという印象だ。またOB訪問や説明会への参加もほぼ必須となっており、入社後のミスマッチを防ぐことにつながっている。OB訪問などはある程度時間が割かれてしまうものの、この会社の場合は出来る限り参加して会社の雰囲気をつかんだほうがいい。また、OB訪問ではもれなく豪華な食事が付いてくることだろう。

なんだかんだ言って、30代前半で1000万円を超える給料は魅力的だ。激務激務と言われつつも、実はそこまでひどいものでもないわけだし、お金がほしい人には間違い無くおすすめできる。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

企業リスト