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8日目(2008/8/24)

s:むかわ四季の里(むかわ町) ------→ g:さらべつ道の駅
(さらべつ町)
走行距離:250.km

北海道の野外はしんと冷える。8月とは思えない。

シュラフのおかげでだいぶよく寝ることができました。買ってよかった!

しかし、気づいたら周りに車が一台もなかった。みんな早起きなんですね。まだ7時だというのに。学生は怠惰です。

昨日頑張って走ったおかげで、今日からの日程は余裕があります。今日は、ひたすら牧場の見える道を走ることになります。

それでは、今日も行っています。

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北海道の南を行く

さて、走りだす。左右には牧場ばっかです。馬が好きな私はうれしい。

牧場の建物って、西洋風のものが多いです。なんでだろうな。

柵も、馬が怪我しないように質のいいものを使っているよう。それでいて体当たりを受けても倒れないようにしっかりしてますね。

トレーニング施設を発見。引き馬をする所やダートがあります。

きれいな白馬がいたから撮ってみた。

車を止めて近づくと、なんだなんだって感じでこっちを向いてくれます。だけど、カメラを準備する頃にはまた草を食うモードに入ってしまいます。食欲旺盛。

本当に牧場ばっか。ここらの土地の5割くらいは牧場なんじゃないか?

牧場も、有名なところが多いです。サムソン牧場、カネツ牧場、など、有名な冠の所や、優駿ビレッジ(シンザン、スーパークリーク)など。

しかし、馬はかわいい。しかもかっこいい。つまりカワカッコいいですね。

筋肉質で一度走り出すと信じられない速度で走るのに、瞳はつぶらで人懐っこく、いろんなものに興味を示します。カメラ向けると寄ってくるしな。

そんな馬が大好きです。

他にも、たまに牛の牧場があったりするけど、大多数が競走馬のための牧場でした。

途中、新冠の道の駅で休む。新冠も競走馬の生産で有名です。ナリタブライアンやビワハヤヒデも新冠の生まれです。

道の駅の隣には、68万枚ものレコードが保管してあるというレコード館がありました。そこまで興味がなかったから入らなかったけど、好きな人は好きなんだろうな~と思います。

北海道は、その広大な大地に注目が集まりますが、海もいい。これは、走っている途中に海がきれいだったので思わず車を止めて砂浜に降りた時の写真。

次に目指すは、襟裳岬。
走ること約1時間30分。到着。

とにかく風が強い。ここに来るまで襟裳岬がこんなに風の強い場所とは知りませんでした。風の博物館があるくらいです。

駐車場から岬までは若干距離があります。倒れそうなほどの強風の中、進んでいく。なかなか前に進むことができません。右の写真では電柱が傾いています。

ここを先端まで歩くと・・・

なんて絶景だ。とんでもない風の中、先端まで歩いてよかった。

これは、日本三景に入ってもいいくらいだと思います。地理的に不便なところがあるから不利なのかもしれないけど、素晴らしい景色でした。

岩礁が連なっているのが見えます。昔はその先までが地面に出ていたのかもしれない。

写真だとわからないのが残念だけど、ほぼ360度のパノラマは素晴らしい。

海の色も、ただの青ではなく、緑がかっていて、また雲も、荒々しい風の中にふさわしい厚みのあるものでした。

しかし、これだけ強い風が吹いても、決して飛ばされることのない草木の根の強さには驚かれます。襟裳岬は常に風速10km/s以上だそうですが、そんな環境でも生きていけるんですね。

しかし、風のせいで車に戻った後もしばらく耳がキーンとしていた。

そう、昼ごはんは襟裳岬で食べました。イクラ丼です。

ちょっと残念なイクラの量。やっぱりほかのところで食べればよかったかな。ただし味噌汁は非常においしかったです。

襟裳はツブ貝が特産らしいです。チョイスミスですね。

さて、次は黄金道路と呼ばれる道を走ります。

何が黄金かというと、「作るのにやたら金がかかって黄金を敷き詰めて作ったかのごとき」、だからだそうで。眺望とかがすごいからそんな名前がついたのかと思っていたので残念です。
ただ、景観はかなりよかったです。

しかし、トンネルやら防護柵やらばっかで、こりゃ金もかかるなって感じ。道路工事は金がかかるんですね。

今日は、大樹というところまで行きます。帯広方向です。十勝に突入です。まあ襟裳も十勝なんだけどな。

無事道の駅まで到着。おいしそうなパンとチーズがあったので、明日のために買っておく。十勝のチーズ~

隣のレストランで夕飯。ここに来たらこれしかない。それは、「豚丼」。

めっさうまかったです。某吉野家の豚丼もこれくらい肉が厚くておいしければいいのに。

しかし、北海道に入ってから運転が疲れなくなった。直線ばっかで信号もないから力を抜いていても大丈夫という。これになれると本州に戻った時が危なそうだな。

なんで、今日も頑張ってもう少し進もうと思います。今日はせいぜい+20kmくらいだけど。あんまり早く着いても暇なだけだしな。

事故ることもなく無事到着。お疲れです。

以下駄文です。

北海道に入って思うのは、何もかも、本州とは規模が違うこと。

広い土地、広い海、強い風、荒々しい海、広大な緑地。

土地を大胆に使ってるなって感じがする。ただただまっすぐな道があったり、何にも使ってない大きな土地があったりで、都市づくりをする人にとってはこれだけ自由があるときっと楽しいんだな、って思う。

旅も1週間を過ぎ、走行距離も全体の4分の1を過ぎた。

北海道に入ってから、ちょっと中だるみしてるかなって気がする。

逆にいえば、今こうしていることが日常になってきたということ。自分、結構順応力があるのかもしれない。

見たいものを見て、食べたい物を食べてと、これだけ自由にやりたいことがやれている環境に感謝しなきゃな。

この計画を考えた理由のひとつ、自分の枠を超えてみよう、ということ。

少し自分の枠を小さく見すぎていたかもしれない。自分が自分に対して作っている自分という枠。もうちょっと大きくしてもいいかもしれない。

自分のことは自分にしかわからないのだから、自分が自分をちゃんと評価できなければ、そもそも自分という正確な存在は、どこにもいなくなってしまう。

以上駄文。

ここまで読んでくれてありがとうございます。
皆さんも良い旅を。

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