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36日目(2008/9/21)

s:ガレリア亀岡(京都府) ------→ g:友人宅(京都府)
走行距離:50.8km

屋根を打つ雨の音で目が覚める。昨日とは打って変わっての大雨。
うーせっかくの京都が・・・風はないものの雨量は台風クラスだ、こりゃ。

都心に近いところで泊まったので、マックが近くにあった。なんで朝食は朝マック。朝からマックにはたくさんの人がいた。そういえば日曜日だったな。

それでは今日も行ってきます。・・・あまり気乗りはしないが・・・

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そうだ 京都へ行こう

近畿一帯が今日は大雨らしい。ラジオからそんなニュースが流れていた。

京都へ向かう道は山陰道。山陰を走る時にお世話になった、ちょっと懐かしい道だ。山陰のほうではそれはそれは空いている道だったけど、さすがに京都では混んでいる。

最初は嵐山に行こうと思っていたんだけど、気が向いたので松尾によることにした。松尾は、嵐山のすぐ隣。

松尾大社と月読神社に行ってきました。松尾大社はお酒の神様を祭っているらしいです。なかなかしっかりした作りで、お庭もあったんだけどこの雨の中いくのもつらかったのでやめときました。

月読神社は、名前の通り月読命を祭る神社です。夜の神様ですが安産にも霊験があるとか。

しかし、大して歩いてもいないのに、もう雨で靴がやられた・・・あきらめるしかないな。

そして、嵐山へ。

嵐電の駅の近くに車を止める。
渡月橋を渡ります。川は、雨のせいで濁流でした。風流も何もあったもんじゃない笑。幸い雨はやんできた。

天竜寺に行ってみた。お庭がすごいらしい。なので、先に諸堂のほうに行きました。おいしいものは後回し。

いや、でも中も結構いい雰囲気。京都の社殿仏閣の洗練され具合はすごい。いろいろな地方を見てきたから、余計にそれがわかる。

中には、雲竜図がありました。あれです、あの龍が四方八方を睨んでる絵です。どこからみても自分のほうをにらんでいるふうに見える不思議な絵。
とてもかっこいい。思わず見入ってしまうような絵です。

建物の中から見る庭もとてもいい。でもこの庭は歩いてみるタイプらしいでので、歩きながらいろいろな角度で見るともっと面白いんでしょうな。

庭に出ると、その素晴らしさがさらによくわかる。確かに、見る方向によって裏の山が入り込んだりして、違ったものに見えます。

名園とはこのことなのかと、そう感じた。なんかもう、感動してしまった。

天竜寺の裏手にある道を歩いて行くと、寺巡りができるそうです。その道がまたよい。竹林の中を通しているのですが、その竹林がなんともはや、美しい。

しかし、さすがに京都、人が多い。次に行った野宮神社には、初詣張りの人がいて、ちょっと引いてしまった。この野宮神社、特徴は鳥居らしいです。なんと、木を加工しないでそのままの形で使っています。なんで、そこら辺に生えている木のまんま、鳥居になっている感じで、ちょっと不思議。

しかし、もう人多すぎ。めんどくなって嵐山観光終了にしました。
次は、是非とも桜の春か紅葉の秋に来たいですね。しかし学生にはそれが難しかったりする。

車を止めてあった駐車場に戻って、清算したらめっちゃ高い金額が表示されて焦った。・・・あぁ、20分100円だと思っていたら20分200円だったのね・・・

お次は、きぬかけの道沿いです。行こうと思っているのは竜安寺と金閣寺。

自分、竜安寺の石庭が好きです。去年、一人で京都に来たことがあるのですが、その時に一番よかったと思った場所です。

竜安寺に先に行く。驚きの駐車場無料。

金閣寺に比べてどっちかっていうと人が少ないので、落ち着いて楽しめるのがいい。外には大きな池があり、それを回るように散歩することができる。屋内には石庭や苔庭があり、座って楽しむことができる。

パンフレット。日本語の説明はほとんどないのに英語の説明はびっしり。なんで寺なのに英語でパンフレットを読まにゃならんのかと笑。

前回京都にきて、竜安寺を最初に見たとき、なんとも見ごたえがないなと思いました。結構期待していたんですよ、どんなすごい庭なのか。
だけど、座って庭を見ているにつれて、だんだんその良さがわかってくるんですよね。砂に吸い込まれていくようです。

15個の石と砂だけの、あっさりとしたつくりなのに、見れば見るほど惹きつけられるという、不思議な庭です。
きっと、あっさりとしているけど、いろいろな見方ができるからなんでしょうか。じっと見ていると、いろんなものに気づかされます。

良い例えかどうかはわからないけど、小説とドラマに近い気がする。
ドラマの方が、映像も音声もあって、表現できる量はとても多いですよね。それに比べて、小説はテキストだけで表現量は圧倒的に少ない。
それでも、人が受ける情報の量は、小説のほうが多い気がするんです。それは、小説を読むときに、人は文章から足りない部分を脳内で補完して作り出すから。

だから、下手に表現しすぎるよりも、想像できる部分を残しておくことで、それ以上のものを作ることができるんですよ、きっと。

その、見る人に補完させるための、きっかけとなる物が、石庭には詰まっている気がする。

まぁ、わかりにくいですが、これが私が石庭が好きな理由です。
本当に小さいんだけど、なんか魅力的です。

裏にあるつくばいも好きです。吾唯足知(われただ足たるを知る)を模ったもので、これは、禅の思想から来ていてるとのこと。

足るを知る者は賤しといえども富めり
足るを知るざる者は富めりといえども賤し

という言葉が由来です。これは私の生き方の重要な指針です。

昼ごはんは竜安寺で食べていきました。そば~。にしんそばです。
薄味を期待していたんだが、なんか結構濃くて残念。

中学の時に京都に来た時に食べたそばが忘れられないんだよな。めっちゃうまかった覚えがある。金閣寺の近くにある蕎麦屋で、あなごそばが名物なんだけど、店の名前を忘れてしまったんだよな・・・誰か知っている人いませんか?教えてくれたらマジ感謝です。

次に金閣寺に行こうと思います。

予想通りというか、なんというか、金閣寺は人でごった返していました。しかも、止んでいた雨がまた降り出したという・・・

金閣は相変わらずの様相を見せていました。水面に移る影はやはり美しいの一言ですね。

雨が本振りになってきたので、のんびりしないで車に戻りました。

さて、京都で会う予定だった某友人が夕方まで用事があるとかで、会うのは夕方とのことなんですが、これからどうしようかな。

適当に車を走らせていたんだが、あまりにも道が混みすぎてそんなに面白くもなかった。ひとつの曲がり角を曲がるのに5回も信号待ったりして、さすが京都だなぁって思ったよ。

ちょうど某友人から連絡が来たので、友人宅にお邪魔することに。大学の前で待ち合わせする。

その後、友人宅にお邪魔してだらだら過ごしていたけど、腹が減ったので飯を食べに。

ラーメン屋に連れて行ってもらったんだけど、とてつもない盛り方のご飯ととてつもないサイズの唐揚げのせいで、ラーメンの印象が皆無です笑。唐揚げめっちゃうまかった~。

今日は友人宅に泊めさせてもらいます。
あと、梅酒おいしかったです笑。ごちそうさま~。

ここまで読んでくれてありがとうございました。
皆さんも良い旅を。

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