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16日目(2008/9/1)

s:自遊空間手稲前田店
(札幌市)
------→ g:スペースアップル余市
道の駅(余市市)
走行距離:133.0km

ついに北海道最終日。

昨日ネカフェの居心地の良さに驚いて、無駄に夜更かしをしてしまい、今日はあんま寝てない。といっても、昨日の夜にやっていたのは今後の予定決めとかホテル取りとかだったんだけど。

今日は小樽を回って、そのまま西へ、積丹岬を見に行きます。そして、明日小樽からフェリーに乗るためにまた小樽のほうへもどってくるという、よくわからん日程です。

それでは、今日も行ってきます。

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小樽へ向かう

起きて、飯を食べ、あまりに眠かったのでもうちょっと寝ようと車の中で横になるも、起きぬけにコーヒーを飲んでしまったために、眠れない・・・もうあきらめてとっとと小樽に行くことにする。

半寝状態で運転していたので、運転が怖かった。たまたま佐川急便のトラックを見つけたので後ろについていく。佐川急便のトラックは、必ず法定速度以下で走ってくれます。前にうまく走ってくれる車があるとだいぶ運転が楽になる。

予定よりだいぶ早く小樽着。駐車場をさがす。都市部では駐車場を探すのが面倒だ。若干だが安いところを見つけて車を停める。

小樽は、とてもおしゃれな街でした。車を降りるとすぐにオルゴール堂が目に入る。かわいらしい建物。入ってみる。

目の前に広がるのはあたり一面に並べられたオルゴール。これはすごい数だ。そして耳にはいろいろな音が入ってくる。これは楽しい。思わず長居してしまった。

比較的求め安い値段のもから、職人の至高の技術を詰め込んだ一品まで、ピンからキリまでオルゴールがあったわけだが、とくに高価なものは、もうこれは芸術の極みじゃないかといったものもあり、感動を覚える。

世界のオルゴールを所蔵しているようで、それらを見ることができた。そこで初めてオルゴールには2種類あって、一般的なロールが回って鍵盤をはじくタイプ以外に、ディスクを使って音を出すものもあると知った。

そして、それがレコードのルーツとなり、生の音を出す必要がなくなったために、オルゴールは衰退していったとのこと。

外に出て、通りを歩く。これが昨日友人に話に聞いた、うわさのおしゃれなお店通りか。歩いていると、ガラスの店、オルゴールの店、ストーンの店、博物館、お寿司屋、と、お店が並んでる。

ガラスの店に入ってみる。北一硝子というお店。店内に入って驚くのは、そのガラスの綺麗さ。色も形も種類も豊富で、長時間いても飽きない。こんなものを日用品にできたらいいなと思うな。自分の家を持って、自分の好きなように食器とか集められるんだったら、買ってしまうところだ。

ぷらぷらと歩いていると、ぼちぼちおなかも減ってきたので、昼ごはんを食べることに。今日は北海道最終日。贅沢してもいいよね・・・?
寿司屋に突入。なにも考えずにはいったら、いい店に入ってしまう。

「いらっしゃい!」
「おひとりで?」
「カウンターのほうへどうぞ」

とまあ、カウンターで寿司を食べるなんて21の若造がしていいことなのかどうか。
ってか、たち振る舞いが一切わかりません笑。こんなとこ入ったことないよ。

ひょっとしたら何も言わなくても大将がおまかせでにぎってくれるのか?いやそれともここは大将に今日のオススメを聞かなきゃいけないのか?とか、もう、ラーメンズの変な動画に影響されまくりです。おもしろいから「ラーメンズ 寿司」あたりでググってみると幸せな気持ちになれます。

とまあ、緊張していたら、普通にメニューが来ました笑。

ちょっとリッチに、なかなか良い目のお寿司を注文。

しかし、早い時間に行ったものだから、お客は他にいなく、そのせいか板さんがガンガン握ってくれました。食べたら次のお寿司を握ってくれるのかな~と思っていたので意外です。

世間話をしつつ、結構心配な明日のフェリーの降れ具合について聞くと、そうでもないとの答え。これはうれしい情報。地元の人が言うのだから間違いない。

曰く、「全国に支店がある企業で、札幌支店に配属になったら最高に幸せ」だそう。これには同感です。北海道は総じてとてもいいところで、札幌はとても住みやすい街だなと感じました。

外へ。ぷらぷらガラスを見たり、オルゴールを見たり、ビードロの店に入ったりする。

ここで、せっかくだからとお土産を買っていこうと思い立つ。結構探して無事購入。商品の魅力に負けて買わずにはいられなくなったんです。

帰りがけに、小樽運河を散歩。ここも昨日話には聞いていたけど、確かにこれは夜のほうがいいかも知らんね。

そして、小樽を出発。とりあえず目指すは余市。ニッカウイスキーの工場があるので有名だったりします。そこを見に行く。

ウイスキーって名前、なんかおしゃれですよね。ブランデーとかウォッカにはないおしゃれな感じがします。言葉って不思議だな。もちろん、人によるんだろうけど、私の感覚では、です。

正直、私はお酒についてそんな詳しくないんですよね。なんで、上にあげたブランデーとウイスキーとウォッカの違いもよくわかってなかったんです。ここの、余市ニッカ工場では、お酒の博物館があり、その違いについて詳しく説明されていました。これはためになった。上の3つは、製造法はほとんど同じだけど、使っている材料が違うんですね。

ここはとても楽しめました。期待していたよりも多くの部分が解放されていて、酒樽に触れることもできました。

しかし、車だと試飲すらできないのがつらい。生殺しですよね。

今日最後の目的地、そしてそれはそのまま北海道最後を意味するところになります。それは、積丹岬。読みは、「しゃこたん」です。

この岬から見える海は、その透明度で有名だそうです。シャコタンブルーとの異名をとるとな。

区切りにふさわしく、夕陽を見に行きたかったんですが、昨日とはうって変わっての曇り空。微妙ですね。一番天気がどうでもいい日に、最高の天気になってしまったな。札幌は町を歩いていたので、そんな天気は関係なかったんですよね。

しかし、ものは試しで行ってみよう。

幸いにして、多少なりとも雲の隙間はありそうだ。

積丹岬につく。車で頂上付近まで行けるようだけど、ふと思いついて、ふもとに車を置いて、歩いて登ることにする。

空は、青から赤へ変わっていく時間だった。

階段を登って、頂上付近の駐車場まで辿り着く。もう一息。

空はまだ青。低いところから次第に赤味がかかってくる。

そして、視界が開ける。展望所に到達。

いつか見た、空と海の境界がまどろんでる景色だ。

空は赤みを帯びて、夜に向かって動き出す。

海は、澄んでいて、とてもきれいだった。形容するなら、白い海。緑とか青とか、普通、海ははそういう色をしているけど、ここの海は、白という文字がぴったりな色をしていた。たまたま私が行った時間にだけそういう色をしていたのか、それともいつもそういう色をしているのかはわからないけど、これが抜群の透明度を誇る海ってやつなのかって思った。

次第に空の赤の占める割合が増える。夕焼けは、天照大神の支配が終わり月読命の支配する夜に代わる、そのための儀式のようなものなのかもしれない。

北海道最後にとてもいい景色が見れた。クマバチに襲われたり、蚊が集まってきたり、蜘蛛が飛んできたりして相当ひどい目にあったけど、行ってよかった。

帰り、空を見上げると、すっかり暗い色になっていた。車に戻る頃には、夜が始まっていた。

今日が終われば、北海道旅行も終了。今日の寝床に戻ります。今日は、さっきのニッカの工場があったところに泊ります。

これで、北海道編は終了です。明日はフェリーに乗って小樽から新潟に向かいます。一日中フェリーに乗っているので、北海道編の総まとめでもしようかと思っています。

ここまで読んでくれてありがとうございました。
皆さんも良い旅を。

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