11日目（2008/8/27）

s:はなやか小清水道の駅（小清水町）	－－－－－－→	g:マリーンアイランド岡島道の駅（枝幸町）
	走行距離:260.6km

朝起きて気づいたんだけど、この道の駅、鉄道の駅と共通らしい。朝顔を洗いに行こうとトイレに行ったら、女子高生が前にいて、若干入りにくかったです笑。

まだ8月なのに、北海道はもう学校が始まってるんですね。

今日は海に沿ってひたすら北上です。メインは網走。

それでは今日も行ってきます。

網走ツアー

網走では、博物館巡りをしたいと思ってる。

まず、流氷博物館へ。ここでは、冬の間にとっておいた流氷に、実際に触れることができます。

入ってみる。寒い！なんと気温マイナス20度。そりゃそうでもしないと溶けるだろうが・・・

流氷ってものっそい大きいんですね。

あまりに寒すぎて早々に退散。

ぷらぷらしていると、流氷に生きる生き物の展示に目についた。すっかりおなじみのクリオネもちゃんと展示されていました。しかし、クリオネって言うほどかわいいかね？うにょうにょしててなんかいやだった。

ビデオ上映が始まりますよ～と係りの人に勧められて見てみることに。

けっこう面白かったです。オホーツクの生態となぜ豊かな海になったのか、とてもわかりやすかった。今まで、あんまこういうの見てこなかったので、実はもったいないことをしていたのかもしれない。

あまり見るとこもなかったので退散。次に向かう。

次は、北方民族資料館。ここでは、北のほうに住む民族全般の資料が保管されています。

北方民族といっても、アイヌとイヌイットくらいしか知らなかったけど、ほんといろんな民族がいるんですね。初めて知りました。

民族衣裳って、とてもおしゃれ。ものによっては今だって着れそうです。

他にも、楽器や住居、狩猟道具やシャーマンについて、祭りの道具など、多岐にわたる品々がありました。結構楽しめました。

釣り針とか、めっちゃ太くてあんなので何を釣るのかと思ったら、サメとかつってたんですね。そりゃ太いのじゃないとだめだわ。

特別展でインディアンについての紹介がありました。トーテムポールって、今まで意味をちゃんと知らなかったんだけど、あれって家族とか部族とかの伝承を表しているんですね。部位ごとにきちんと意味があるそうです。そして意外と作られるようになったのは最近らしい。18～19世紀なんだって。

次に、網走といえば、というところに。そう、監獄。

入口。橋がかかっていて脱走しにくいようになっています。

門はとっても重厚。逃がしませんぜ、ぐへへへ。って感じです。

囚人の様子を再現してくれているのだが、リアルすぎてちょっと怖い。表情とか。

資料館に入る。昔の監獄は相当ひどかったらしい。ある監獄では、囚人約1000人に対して死亡者100人と、信じられない数字が。北海道の主要道路は、囚人の労働力で作られたそうだ。

囚人食を出すお店を発見！これはおもしろそうだと思ったけど、一人で食べてもむなしいだけだと思い入るのはやめた。食べてる人をちら見すると、以外にも結構良い食事だった。

あとは裁判所も併設されていた。中には裁判官制度と冤罪被害についての資料が。

冤罪というのは本当に許せない。たしかに、人間は嘘もつくし、情報が不十分な状態で何かしらの決定をしなきゃいけないのはわかるけど、それでも無実の人を殺してはいけないだろう。医者が医療ミスを起こすと厳しく糾弾されるが、裁判官の場合判断ミスを出したら責任を追及されるのだろうか？あんまりそういう話は聞いたことがない。

拷問のような状況で無理やり引き出した供述を採用して人を死刑にするなんて、笑ってしまうくらい常識外れだ。職業倫理のかけらもない。

取り調べにカメラを設置するくらい許可すればいいのにね。

私は、性善説を信じています。

そして、収容所を見る。網走監獄の特徴で、囚人が入る収容所は、放射状に広がっている。こうすることで、看守が中央からすべての場所を見渡すことができて、効率がいいそうです。これは賢い。