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40日目(2008/9/25)

s:紀宝町ウミガメ公園
(三重県)
------→ g:奥伊勢おおだい道の駅
(三重県)
走行距離:194.0km

記念すべき40日目。終焉へのカウントダウン。

車中泊をしていて、初めて自炊している人を見た。ってか、今までも周りにいたんだろうけど、時間が合わなかったんだろうな。自分朝遅いし。

それでは、今日も行ってきます。

新宮で行きたかった、徐福公園というところに行きます。

知っている人いるかな?徐福。もしいたらとてもうれしい。古代、始皇帝に命じられて不老不死の薬を求めて中国から日本に渡ってきて、そのまま日本に定住したという伝説が残る人です。

なんか、公園の前で事故があったらしく、救急車やら警察の車やらがたくさん停まっていた。でもそんなにひどい事故でもなかったようで。なにより。

中は、門構えの立派さに比べて、意外とせまかった。

徐福の人物はなぞに包まれています。始皇帝をそそのかして、金銀財宝を積んだ船をもらって逃げてしまったペテン師だとか、蓬莱(今の新宮のあたり)の開祖として崇めるべきだとか、様々な扱いをされています。

確かなことは、何者かがこの蓬莱の地にやってきた、ということだけらしい。それは、日中どちらの文献でも一致しているようなので確かなことだろう。

にしても、ふと思ったんだが、竹取物語に出てくる不老不死の蓬莱の薬は、たしかかぐや姫が天皇にあげたものだから、つまり月からのものだったですよね?この話と徐福が蓬莱へ不老不死の薬を求めたという話の関連はなんなんだろう?竹取物語の元ネタは徐福伝説なのか?

蓬莱という言葉の意味を調べてみたところ、仙人の住む場所、ということらしい。私はしばらくの間、月のことを蓬莱と呼ぶのかと思ってたよ。そうしたら、新宮は昔仙人が住む場所だと思われていたのかな?

うーむ、いろいろ気になる。

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本宮へ

新宮を離れて、本宮へ。三山の最後です。

道がすいていて気持ちいい。カーブの少ない山道で、信号もほぼなく、本宮まで、一度も止まらないで着くことができた。

さすがに、熊野の代表格だけあって、もっとも威厳のある門構え。

主祭神は、家津美御子大神。またの名をスサノオノミコト。頼むから、いろいろな名前で呼ばないでくれ。覚えきれない・・・

そして、次に向かうは丸山千枚田。

くねった山道を行く。もうどんな道でも怖くない。

到着。壮観。

ほとんどの稲が既に刈り取られた後だったのが残念だが、それでもこの景色はすごい。

この田んぼ、当然機械を入れることはできないので、すべて手作業。よくぞこの姿を保っているなと思っていたら、どうやら、小さな区画ごとにオーナー性になっていて、たくさんの人が少しずつ田んぼを所有しているらしい。もちろん、遠くに住んでいる人など、自分で手入れができない人は、代理で耕してくれる人を頼んでいるらしいが。

正直、昔ならいざ知らず、今の世ではこれを一人、または一つの家や集落で耕し続けるのは難しいだろう。

この風景を守るための、知恵。やりようによっては、一部の人だけでなく多くの人を幸せにできるのだ。

山道を降りると、再び海沿いに戻ってきた。しばらく、このまま海沿いに沿って走っていきます。

昼ごはんをどうしようかなと思っていたら、レストラン付き道の駅を見つけたので入る。
ここらはさんま寿司が名産らしい。入ってメニューを見ると、さんま寿司の隣に焼肉定食(和牛)の文字が。なんでも肉も名産らしい。さて、どうするか・・・

しかし、やはり肉には勝てない。焼肉定食を注文。

これがめっさうまかった~。とにかく肉の量が多すぎ。牛丼大盛りの肉の量より多いという。しかもお値段840円。味もばっちり。和牛らしい脂の乗った肉。グットチョイス。

もう今日はやることがないぞ~。伊勢神宮に行くには時間が遅いので、今日はその手前で泊ろうと思うんだけどなぁ。

その後しばらく昼寝したりうだうだしたりして、早めに道の駅に着いた。

なんか薄い日だったけどこういう日もいいでしょう。

それではこのへんで。明日は、伊勢神宮に行きます。伊勢神宮を見ると、あらゆるものに対する見方が変わるといいます。形あるものにしろ、形ないものにしろ、どんなものが見れるのか、楽しみです。

ここまで読んでくれてありがとうございました。
皆さんも良い旅を。

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