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34日目(2008/9/19)

s:自遊空間広島海田町店
(広島県)
------→ g:黒井山グリーンパーク
道の駅 (岡山県)
走行距離:215.6km

台・・・風・・・?

雨の気配もない広島です。どうやら広島には影響がないとのこと。助かった~。

昨日泊まったネカフェの居心地が悪すぎて早々に出てきて車の中で寝てました。2000円の無駄遣いですね。座席が狭すぎてうまく横になれんし、いちばんほしかったシャワーはないしで。

どうやら、ネカフェはネカフェでも、泊まり客の用のネカフェではなく、遊び用のそれのようで。駅から離れてるネカフェは要注意ですね。

それでは今日も行ってきます。

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尾道へGO!

もう風呂に入りたくてしょうがなかったので、眠い頭をもうろうとさせながら風呂を探す。どうやら、ちょっと走ったところにありそうだったので行くことにした。

10時開店の店で、ほぼ開店時間に行ったのにたくさんの人がいました。おじいさんは朝が早いです。というか、平日のこの時間におじいさんにまじって風呂に入っている自分は何なんでしょうかね笑。

風呂に入れて、やっと昨日の夜から停止していた思考回路が活動しだしたので、これからどうするか考える。台風のせいで豪雨だと思っていたのに、全然そんなことはなく、今日もいつもどおりに行けそうですね。

最初は尾道に行きます。

尾道は、散歩するだけでも楽しいとのことなので、車を置いて歩いてみることにした。
山の上のほうにお寺や文学館があるっぽいので、山登りとしゃれこもうか。ロープウェイがあったが、乗らないことにした。

階段と坂を登る。結構きついぞこれ。雨は降っていないとはいえ、湿度はとても高く、汗の量が半端ない。途中にあった仏閣も落ち着いてみている余裕はなく、途中から私は何でこの山を登っているのかわからなくなってきた。

頂上について、やっと落ち着くことができた。山の上からは、尾道の港から、瀬戸内の島々まで一望することができる。いい景色だ。

山を下りる途中で、志賀直哉の旧宅を見つけたので入ってみた。
なかのおじさんが親切な人で、いろいろ教えてくれた。志賀直哉は、いろいろなところを渡り歩いていたそうだが、その中でも暗夜行路の構想を練ったのがこの尾道であったそうだ。志賀直哉の生い立ちからどの大学を出てどこを歩いてどうしたか、洗いざらいおじさんは話してくれた。志賀直哉にめっちゃ詳しくなったよ。

他にもそのおじさんは、尾道で撮られた映画のことも話してくれた。何度か映画化されている「時をかける少女」。そのうちの一つは尾道で撮られたそうです。あと、「転校生」。男女がぶつかった拍子に入れ替わってしまうというあれです。あれも尾道で撮られたそうな。
あんま映画を見ない私だけど、ぎりぎりその二つはわかった。ただ、もっとも有名だという「東京物語」。わからんかった・・・みんな知っているのかな?一番詳しく話してくれたんだけど、元の映画を知らんからよくわかんなかったよ・・・

山から下りて、おなかが減ったのでご飯を食べる。尾道といえば、尾道ラーメン。これを食べずにはいられないぜ。

もっとも有名だというお店に行ってみた。実は、山に登る前にもその店の前を通っていたのだが、あまりに人が並んでいたのでやめてしまったのだった。

チャーシュー麺を頼む。ラス1だったようだ。あぶねぇ。

スープにめっちゃ背脂が浮いている。これが特徴らしい。背脂を飲むんじゃなくて、食べている感じです。好き嫌いが出そうだな、これは。
スープはとても濃い。辛いくらいだけど、結構飲める。背脂のおかげなのかな。
ただ、麺は強化版チキンラーメンって感じで、私はあまり好きではなかった。

尾道はとてもいいところでした。風景然り、人然り。

運転しているだけでも、その土地がどんなところかってわかる気がする。車のスピードや、譲り合いができるかとか。

志賀直哉は尾道に惚れ込んだらしいけど、それもわかる気がしました。

人の優しさに触れると、自分も人に優しくしたくなりますよね。反対に、いやな思いをさせられると自分も人にいやな思いをさせたくなる。輪廻みたいなものです。
初めにどちらに転ぶか、それが大事。もし悪いほうに転んでしまったら、一度我慢して輪廻を止めるのも大事。

尾道で出会った、一篇の詩。旅という言葉は、帰る場所があるからこそ成立するのだ。

車を走らせていると、久しぶりに太陽がのぞいてきた。台風は過ぎ去ったようですね。やっぱ太陽が出ると気持ちいいです。

次に行ったのは、岡山。

だが・・・見事に渋滞にはまりました。後からわかりましたが、どうやら岡山は渋滞が酷いらしいですね。全国渋滞ランキングでも上位のようです。全体渋滞ランキングなんてものがあるなんて初めて知りましたけど笑。

結局、着いたのは6時で、行きたかった後楽園は閉まってしまっていた。
まぁ、こんな渋滞の中をわざわざ来たのだから、正面くらいは見ていこうと思い、車を停める。

後楽園の近くには、岡山城もあります。そこへ向かうための橋。時間と雲と水面との反射が溶け込んだ、なかなか良い風景だ。

こちら。めっちゃかっこいいですね。夜になると城がライトアップされているようです。
中にもはいれるらしいんだけど、時間が時間なんでね。

結局、岡山にいたのは1時間ちょいくらいなもんです。走ってたほうが長いのか・・・

途中の道でふと上を見上げたら、空が墨染だった。これはそんな自分への慰めの景色か。

今日は兵庫との境に泊ろうと思います。

ここまで読んでくれてありがとうございました。
皆さんも良い旅を。

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